「山登りに行きたいけど、最近は下りで膝が痛くなるのよね~」こんな声を良く聞きます。
では、膝痛のメカニズムから説明します。
膝痛の多くは股関節の開き過ぎによる骨盤の後傾により起こります。
骨盤が後ろに倒れると上半身の重さの負担が太ももの前の大腿直筋にかかります。
大腿直筋は骨盤から脛についている筋肉で、その中に膝蓋骨、いわゆる膝のお皿が付いています。
したがって骨盤の後傾で大腿直筋が引き上げられて膝のお皿も上に引っ張り上げられ、膝の関節面がずれるから膝痛は起こるのです。
仲間の方に「後ろ向きで降りると膝痛くないぞ」とアドバイスされた経験や、実際に痛みが消えた経験がある方もいらっしゃると思いますが、これは後ろ向きで下山をするとお尻を突き出すような姿勢になり、太ももの前の負担が無くなるからなんです。
しかし、後ろ向きは石や根っこがある場所では危険ですし、長く続けるのはきついですよね。。
そこで、対処法です!
山登りに使うポールを用意しましょう。
ポールはうまく使うと身体の負担を減らし安全に山登りを楽しめますので、無い方はぜひ購入してください。
そして下山の時にはポールをなるべく伸ばして、まず気をつけをします。
ポイントは3つです!!
- 股関節の前側、鼠蹊部で上半身を少し前方へ折ります・・・骨盤の前傾
- 骨盤から足先を真っ直ぐに・・・股関節、膝関節を捻じらない
- 小股に歩く・・・股関節を開き過ぎない
これが下山時に膝に痛みを出さない歩き方になります。
youtubeの動画と合わせて実践してみてください。
膝痛も根本から解決できる礒谷式力学療法ベースの整体院 杉並区・西荻窪 鴨下療法所
登山の休憩中に膝痛を軽減させる方法とは? - 礒谷療法ベースの股関節整体・鴨下療法所|杉並区・西荻窪
[…] (下山時の歩き方に関しましては、動画でご説明していますので是非ご覧ください。) […]