五木寛之著『きょう一日。』(徳間書店刊)を読んで。②

2024年06月14日

 西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【五木寛之著『きょう一日。』②】

 前回は、大前提として大事な話でしたので先生のご意見の反論になってしまいましたが、このご本は健康、養生に関する先生のお考えが広く紹介されていて、とても楽しい本です。

 礒谷式力学療法で行う体操なども現在困っている症状があるのならそれなりに取り組まなければなりませんが、健康状態を保つために行うのであれば養生法として未病を防ぐために続けていらっしゃる方も多くいます。

 この養生法に関しては皆様も一つや二つやられている方もいらっしゃると思いますが、なかなか長く続けるのは難しいもので、様々な理由でいつの間にか中断していることが多いのではないでしょうか?

 ここで先生の養生に関するお考えで素晴らしいなと思う個所を引用させていただきます。

 

養生というのは、きょう一日をなんとか生きる工夫です。

 養生は貯金ではない。

 きのうやったから、きょうはいいだろう、というものではありません。

 人間は、きょう元気でも、明日は本当に分からないものなのです。

 ひとはいつ思いがけない事に見舞われるかもしれない。

 私自身、こうして万年筆を走らせている間にも、いつ脳卒中や、狭心症の発作がおこらないともかぎらない。

 ですから、義務としての養生など、最初からする気はありません。

 さまざまな健康法にも、うっとうしい気持ちがあります。

 要は面白いからやる、楽しみでやる、趣味としてやる、そういう感じです。

 道楽といってもいいでしょう。

                                        五木寛之著『きょう一日。』(徳間書店刊)
 健康な人が、その状態をキープするためにはこのような考え方は素晴らしいと思います。

 しかし、こうした考え方が出来るのには、そのベースに自分の体、健康に対する深い興味と愛情があるからだという事が本から伝わってきます。

 例えば、気象性の頭痛が起こる前に自分の体に起こる変調を観察したところ、唾液がべとつく、首の後ろが熱い、上瞼が下がるなどの変化に気が付き、そうして変化が有れば、アルコールは飲まない、風呂には入らない、過食はしない、仕事は控える、激しい運動はしないなどの対策を講じて事なきを得ているそうです。

 この様に、自分の体に対するセンシティビティーが高いという事が本当に大事だと私も常々思っていますし、患者様にもお伝えしているところです。

 ぜひ、五木先生を見習って、ご自分の不調が起こった時に、その前にどういう状態であったか?どういうしたか?観察してみませんか?

 腰痛、膝痛、股関節痛などの多くの痛みは、その痛みが出る前に行った動作が良くなかったというケースがとても多いことに気が付くかもしれません。
腰痛 習慣 整体 西荻窪

 そして、その修正法として当所でお勧めしている体操などを楽しみながら習慣化できれば最高です。

 続けていただければ、自分の体が喜ぶので楽しく続けられるのではないかなと思うのですが・・・。

 忙しい方でも、食事の後には歯を磨きますよね。

 同じように習慣化さえしてしまえば、長く続けられるのではないかと思いますから、初めは歯を磨きながらなど、ながら体操でもとにかく習慣化しましょう。

  未病を防ぐ予防医学としても礒谷式力学療法×CS60の整体院    杉並区・西荻窪 鴨下療法所  杉並区松庵3ー35-21

 

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