股関節・骨盤矯正で正しい姿勢と快適な歩行 礒谷療法✖CS60の整体院 鴨下療法所 杉並区・西荻窪駅から徒歩3分
2019年08月03日
私が尊敬するお医者さんでも、やはり股関節の問題、筋肉のバランス、問題の原因と結果などに関しては研究が足りないようで、つま先立ちを高齢者の健康法に推奨しているのですが、残念です。
つま先立ちを10回もやってみればわかりますが、かかとを上げる運動はふくらはぎにある下腿三頭筋と呼ばれる腓腹筋、ヒラメ筋を鍛える運動ですが、この筋肉はつま先を下げる動き(底屈)の為の筋肉ですから、この筋肉を鍛えれば地面を押す力が強くなりますからより良く歩ける、という理論のようです。
しかし、通常の歩行でそれほど足裏で地面を蹴る力は必要とは思えません。それよりも体重をしっかりと支える力、自分の軸を守る力など他に鍛えるべき筋肉はたくさんあります。
しかも、つま先を下げる力が強くなるという事は、つま先を上げる力との拮抗が崩れるという事につながってしまう、つまりつま先を上げずらくなるという事です。
高齢者の転倒の原因でも「つま先が上がらずにつまずく」事は多いので、つま先を下げる力を鍛えるというのは?となります。
したがって、もしこのエクササイズを行うならば「つま先上げ」も同時に行いバランスよく鍛えるのが良いと思います。
またこのつま先上げとセットで行うスクワットも以前から注意を促している、脚を開いて行うものなので脚の外側の筋肉を鍛え、さらに左右差をまったく無視したものなので人によってはやればやるほど具合が悪くなることも心配されるのです。
体の筋肉は全て拮抗する働きを持った筋肉と対になっています。どちらかを不必要に鍛えてはバランスは悪くなるばかりです。是非ご自分の身体の度の筋肉を鍛えるべきなのか学んでからトレーニングにお励みください。
お一人お一人の身体の状態に合わせた運動療法のご提案 杉並区・西荻窪 鴨下療法所