やってはいけないストレッチと、やっていいストレッチ。

2023年11月20日

西荻窪駅から徒歩3分の根本バランス回復の整体院・鴨下療法所です。

 前々回『散歩の途中のストレッチには、落とし穴が!?』で、開脚系のストレッチはやらないほうが良いと書きましたが、では他のストレッチはどうなのか?

 ご質問をいただいたので、お答えいたします。

 ここでもう一度おさらいをしますが、90%以上の人はO脚傾向にあると思いますが、それは重力の影響下で直立二足歩行を行う人間の生態に関係していると考えています。

 というのは、どう考えても4足の動物に比べて2足はバランスが悪いですよね。

 そこで、神様は私たちに2足でも安定するように筋交い(すじかい)として機能するように、太ももの外側の筋肉、靭帯を強く作ってくれたのではないかと思うのです。
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 ところで皆さんは「老化は脚から」というフレーズをお聞きになったことが有るのではないでしょうか?

 これは事実なんです。

 同じ筋肉なのになぜでしょう?

 

それは、脚の筋肉の働きは、自分の体重を支えるという使命があるからなんです。

 他の筋肉にも、それぞれの働きが有りますが、筋肉が弱ってもそれなりにその働きをこなすことができるのですが、脚の筋肉は、生きて生活するためにはそうはいかないですよね。

 そして、ダブルパンチで弱くなった筋肉に体重増加の負担をかけてはいないでしょうか?

 年齢と共に代謝が落ちて、どうしても体重は増えやすいですが、負担の増加は歩くことや体を使う事をますますおっくうにさせ、悪循環へと入ってしまいます。

 そして脚の筋肉のなかでは、先に書いた太ももの外側の筋肉は非常に強いので歩く時に、その外側の筋肉だけで歩くような歩き方になり、内ももの筋肉が使えなくなるために腿の内外のバランスが崩れる!

 これが年齢と共にO脚が進むメカニズムです。

 そして、このO脚が進んだ状態で歩くと、骨盤が後傾しているから骨盤が動かない、背中が丸まり目線が下がるという状態で歩くことになるので、ますますO脚になるための筋肉を強化していることになってしまうのです。
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 長くなりましたが、こうしてO脚になる筋肉を鍛えて開脚のストレッチでさらにO脚を加速させれば、散歩すればするほど膝が痛い、腰が痛いという事になりかねないのです。

 そこで、お勧めしたいのはその太ももの外側をストレッチしてあげることです。

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 両脚は腰幅以内に広げて、写真のようにお尻を外へ張り出し、出した側のわき腹からお尻の外側から脚の外側のストレッチ感を味わいながら、持続的に伸ばす。

 筋肉だけなら1~2分、靭帯までストレッチしたいなら10分程度、無理なく上半身をうまく曲げながら腿の外側を気持ちよく伸び感を感じながらわき腹までストレッチをすると効果的です。

 痛みがある人は無理をせず、自己判断で安全に行ってみてはどうでしょうか?

 そして繰り返しますが、歩く時は歩き方こそが大事なので、以下の基本ルールをしっかりと守り脚を鍛えて元気に過ごしましょう!!
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 1、小股で歩く・・・大股で歩くとO脚が進みます、脚の左右差も広がります。

 2、骨盤が動く・・・これも動かなければO脚は進みます。

 3、足先は真っすぐ・・・足先が外向きだと、外反母趾、膝痛、股関節痛、腰痛の原因になります。

 4、目線は地面と平行・・・目線が下がると骨盤も動かなくなりますし、猫背がますます進みます。

 ※ ただ、X脚系の方には向いていませんのでご注意ください。
 

 正しい知識と技術で姿勢を改善できる礒谷式力学療法×cS60の整体院  杉並区・西荻窪  鴨下療法所

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