ヒップスパインシンドローム

2024年08月26日

 西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【ヒップスパインシンドローム】 

 先日、ある患者様が以前ヒップスパインシンドロームですねとある整体院で言われたことがあるというお話を聞きました。

 一般的にはあまり聞きなれない言葉ですが、ヒップスパインシンドロームとはC M Offierskiさんと Macnabさんが1983年に提唱した概念で、股関節に疾患が有るにも関わらず腰椎に症状が生じる、あるいはその逆に背骨に疾患が起きているにもかかわらず股関節に疾患が起こる事です。

 これは、礒谷式力学療法を知っている人なら、股関節に疾患があれば脊柱に影響が出るのは当然の道筋で、反対に脊柱に疾患があればそれは股関節に問題がある、と当たり前すぎる派内なのですが・・・。

 具体的には「腰が痛くて受診したら変形生股関節症の診断を受けた」というような事です。
ヒップスパインシンドローム 股関節矯正 西荻窪 整体

 こういうお話は何度も聞きましたし、病院を受診前に当所に来られた方には病院での股関節検査をお勧めしたことも何回もあります。

姿勢矯正 礒谷式力学療法 西荻窪 整体

↑礒谷式力学療法の創始者であり、二人と生まれないであろうと言われる天才・礒谷公良先生

 しかし、この股関節と脊柱の関係は、礒谷公良先生が1951年に「股関節転移の総体に及ぼす影響」を発見してX線画像により実証を固めており、翌1952年には小児麻痺、脊椎カリエス等に関する礒谷式力学療法について京都新聞が紹介記事を掲載、11月には京都府立医科大学講師、建田恭一博士が京都府医学会誌に「小児麻痺異説」として公表もしています。

 以前ある患者様からお聞きしたことがあるお話ですが、お子様が中学生の時にサッカーゴールを運んでいる時に急に誰かが手を放してしまったために急激に負荷が増えて腰を痛めてしまった時に、病院に行くと「椎間板ヘルニアですね。片方の脚が5センチも長いから切りましょう」と手術を勧めたそうです。

 幸いご両親がこの話に違和感を持ち、礒谷療法で矯正に励み、3か月後には運動会で100メートル走全力で走れたそうですが、もし脚を切っていたら・・・。

 怖すぎます。

 股関節は脚と骨盤のつなぎ目です。

 そして、脚は体の中で一番強い筋肉がついていますが、この筋肉が脚の骨と骨盤につながっているので、その強弱のバランスが悪くなると骨盤を引っ張ることになり、そのために骨盤が歪みます。

 背骨はその骨盤を基盤にしてその上に載っている構造なのですから、ダイレクトに影響を受け背骨は左右への倒れと捻じれの影響が出ますが、これは骨盤の歪みによる重さのアンバランスを解消するために上半身が自動的にバランスを回復する機能によるものなのです。

 この機能が働かなければ、少し体が歪んだだけで立って生活することが非常に困難なものになってしまうでしょう。
姿勢矯正 西荻窪 整体

  また、礒谷先生の書かれた要図という股関節が体全体に及ぼす影響の図では、背骨どころではなく、肩関節、顔の曲がりまでが説明されていますが、これもバランス回復機能の影響なのです。

 ですから、腰痛、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など脊柱に問題がある方には、股関節から治す根本的な矯正法をお勧めいたします。

    背骨も骨盤も股関節で整えられる礒谷式力学療法×CS60の整体院  杉並区・西荻窪 鴨下療法所
                             杉並区松庵3ー35-21  03-5938-7713

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