股関節手術後のリハビリとしても。

2023年05月05日

 ゴールデンうウィークもはや後半、皆様はのんびりできましたでしょうか?
 我が家のゴールデンウィークは、大國魂神社の例大祭と大掃除が例年の慣習です。

 さて、今回は『股関節手術の手術後のリハビリとして礒谷式力学療法を』と言うお題です。

 
 以前来ていただいた患者様で、右股関節を40歳の時に人工関節置換手術を受けられ、50歳の時に左股関節同手術、60歳の時に右股関節2回目の同手術、70歳の時に左股関節2回目の同手術と計4回の股関節手術受けられた方がいらっしゃいました。

人工関節 股関節手術 リハビリ 西荻窪 整体

 私はこの方が80才位の時にお会いしましたが、とても大変そうに歩いていらっしゃいました。

 大変そうというのは、両脚が完全にX脚状態、内またで、そのために1歩の歩幅が極端に小さかったからです。

 そもそも、変形性股関節症がなぜ発症したのか?
 そこを考えないと、せっかく手術で痛みが無くなっても可動域が狭くなり、人工関節の耐用年数も減少してしまうのではないかと心配になります。

 変形性股関節症の原因として臼蓋形成不全やぺルテス氏病と言うような先天的な骨の問題があることが多いのですが、どちらの場合も股関節が内転、内旋しやすいという傾向があります。

 礒谷式力学療法は、跛行(はこう)研究の賜物として誕生した股関節矯正を中心とした股関節の調整法ですから、当初から小児麻痺後遺症、脳梗塞後遺症、股関節疾患と言った歩きの問題を数多く解決してきました。
礒谷公良 礒谷式力学療法 西荻窪 整体院
 ↑ 礒谷式力学療法の創始者、礒谷公良先生

 それは骨盤に影響を与える、股関節を外に開く外転と股関節を内に閉じる内転、脚を外にねじる外旋、脚を内にねじる内旋のバランスをニュートラルな状態に戻すことが主眼なのですが、その結果として股関節の痛みも取り除け、正しい歩き方が習得できるのです。

 よほど内転が強い場合は内転筋の切除が股関節手術と同時に施されることが有りますが、手術で股関節を人工に置換しても自骨の手術であっても、脚の筋肉の状態は手術後も変わりません。

 変形性股関節症などでは、脚の筋肉の発育に偏りが生じていますし、先天的な問題以外で発症された方であれば、脚の筋肉のアンバランスにより股関節が捻じれることにより軟骨を削ってしまったのが根本原因ですから、脚の筋肉のバランス状態を変えることが本質的な問題解決ではないでしょうか?

 まずは、今ある痛みを取り除き、歩くことへの苦手意識を取り除くことを目標にしましょう。

 以前、礒谷公良先生のころからの患者様でも、軟骨が再生したという方のお話を聞いた事もあります。(毎日の体操などかなり頑張った結果ではありますが)

 股関節手術後のリハビリとしても効果的な礒谷式力学療法×CS60の整体院  杉並区・西荻窪  鴨下療法所

 

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