せっかく痛くなくなった膝と足首が靴で・・・・靴の選び方

2019年09月02日

 先日、ご来所いただいた患者様なのですが、両膝の痛み、両足首の痛み、腰痛と言う症状が有りました。遠方から来られているので何日か続けて受けていただいた2日目の矯正後、膝と足首は痛みが無くなったと喜んでいただいてお帰りになりました。

しかし、3日目にご来所の時に「両膝、両足首の痛みが戻っている」と言われました。確かに2日では安定はしないかなと思いましたが、お聞きしてみると、前日の矯正後せっかく東京に来ているのだからとショッピングに歩き回られた、との事なので、「しまった!」と思い玄関に行き、この患者さんの靴を見ました。

やはり、でした。この方には以前にもお話をしたことが有ったので油断しました。

踵が高くて柔らかく、中敷きでご丁寧に土踏まずを持ち上げてくれて外荷重を助長する靴を履かれているのです。

この方の膝痛、足首痛は、まさに外荷重で起こっているのに靴で外荷重に戻され、歩き方もまだ完全に正しく出来ていないのにたくさん歩いて痛みが再発していたのです。

この方のようにO脚で外荷重でトラブルが起こっている方は歩き方も正常な状態の歩きではなくなっているので、当所では矯正と同時に歩き方のご指導もしておりますが、長年のクセはそう簡単に取れるものではありませんから、この方はこの外荷重靴+外荷重歩きで痛みを自ら作ってしまっているのです。

そこで、私は初めにこの靴を見抜けなかったことをお詫びして、ビモロシューズをお勧めしました。

ビモロシューズは以前にも紹介していますがイチロー選手が愛用されていたことで有名になりました初動負荷理論の考え方から生まれた靴なので、歩きに不安がある方にはいつもお勧めしています。

膝が痛い方は特に、靴が歩き方にも非常に影響しますから、靴は慎重に選んでいただきたいと思います。

靴底はなるべくフラット!中敷きも真っ平らが理想です。中敷きで重心を変える考え方も有りますが、無理に変えるとかえって膝の負担を増やす場合もありますし、合う合わないの判断が難しいので取りあえず平らなものが無難です。

あとできれば踵のホールドがしっかりしているといいのですが、これを求めると本当に足に合う靴を見つけるのが難しくなりますので、これはなるべく・・という位でお探しください。

歩き方、靴の選び方、トータルに歩きを指導する整体院 杉並・西荻窪 鴨下療法所

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