気力と脚の筋力の関係。

2023年01月19日

 子供の姿勢 不登校 引きこもり 西荻窪 整体
 自分の臨床経験、社会経験では『姿勢と心には深い因果関係』を感じております。

 昔から心身不可分とか、心身一如と体と心は一つであると言われていますが、西洋医学からの影響からか現代人は少しその辺の人間の全体性という観点が抜け落ちているのではないでしょうか?

 私が自分で経験したことですが、以前体を壊し痛みがひどくて3週間ほどあまり動けない時期がありましたが、その時に『脚の筋肉が落ちると気力も落ちる』という事を実感しました。

 痛みに耐えて横になるしかなかったので脚の筋肉が萎えて、いつの間にか前向きに頑張ろうというような気持が持てなくなり無気力になっていきましたが、その時にはその自覚さえ感じなかったことが、今考えると恐ろしいです。

 その後、痛みが無くなり歩いてみると、ものすごく疲れました。
 こんなに足の筋肉が弱くなってしまうのだと驚きましたが、このままではまずいのが分かりましたから必死で歩きました。
 そして、少しづつ長く歩けるようになってくると・・・。

 気持ちがよみがえってきました。

 これはどういうことなのか考えてみると体の代謝が良くなったという事の好影響だと思いますが、その中身は・・

 歩くことにより体温が上がった

 歩くことにより呼吸が深く行われた

 歩くことによりお腹がすいて食事が美味しくなった

 歩くことにより体が疲れて睡眠が深くなった

 歩くことで頭が空っぽになりストレスが軽減した(ストレスはエネルギーなので、そのエネルギーを昇華した)

 こうした好影響が体から心にも影響を及ぼしたのではないかと思うのですが、いかがでしょう?

良い姿勢を作るのはバランスの良い脚の筋肉の働きですから、脚の筋肉のバランスが崩れたり、弱くなると姿勢の悪化を招くのです。

 以前、背中に痛みがあるという事で通っていただいていた当時高校生の男性がいましたが、この彼は不登校となっているとのことでした。

 同じ姿勢をしていると背中が痛くなるという事が不登校の入り口になったようです。

 
 彼は猫背で左脚が長いために腰背部痛が起こり、その痛みの解消が通所の目的でしたので学校へ通えるまでは通っていただけませんでしたが、家に引きこもり脚の筋肉が非常に弱くなってること、左脚が長いので消化器の働きが悪くなりエネルギー不足で気力・元気がなくなっている事も不登校と無関係ではないのではないかと思いました。

 人間の体は19歳ぐらいで骨格などが完成すると言われていますから、その頃までに悪い姿勢などを癖付けすると体だけではなく、メンタルにも多大な影響が出ることが懸念されます。

 したがって、不登校や引きこもりの原因のすべてが解決できるわけではありませんが、少なくとも正しい姿勢の習慣は間違いなくメンタルへのプラスになります。

    こころにも大きな影響を与える姿勢を根本から整えることが出来る礒谷式力学療法×CS60の整体院 

                     杉並区・西荻窪 鴨下療法所

 

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