股関節・骨盤矯正で正しい姿勢と快適な歩行 礒谷療法×CS60の整体院 鴨下療法所 杉並区・西荻窪駅から徒歩3分
2024年04月15日
西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【剣道】
先週の土曜日に西荻窪のBEATNIK GROOVEさん主催のライブで3時間位ユラユラと乗っていただけなのに今日になり激しい筋肉痛に襲われています。(´;ω;`)
最前列に陣取っていたために終わったら聴力の8割が無くなり、今日も耳鳴りが少し残っています( ;∀;)年っすね。
でも、どのバンドも本当にかっこ良く、楽しかったです。
さて先日、ある患者様から「剣道の右横面が苦手」とお聞きしましたので、今回は。「それはなぜか?」を考えていきたいと思います。
この方はかなり長く熱心に剣道に取り組んでいらっしゃいますので、少し体に癖がついていらっしゃいます。
剣道では右脚を前に構えますが、この構えにより、どうしても右脚が長くなりやすいのが股関節のメカニズムです。
そしてこの時に、後ろの左足先が開いて膝が入っていると左股関節に捻じれが生じるのですが、この方の場合『右横面が苦手』というお話と、股関節の状態からも想像出来ましたので、説明をしていきます。
長い年月、同じ動作を繰り返し、その体の使い方の癖が筋肉のクセ、偏在につながります。
そうすると、その筋肉の癖で生活習慣が出来上がります。
例えば、椅子に座る時
これを繰り返して、体にこの癖がしみ込んでしまうのです。
そもそも武道やスポーツにおいては体の軸が非常に大切ですから、膝が離れるいわゆるO脚の姿勢にはなりませんから、足先が開けば膝が内に入るニーイン状態になることが多いのです。
このニーインの状態は、股関節においては内旋という内捻じれを発生させ、その捻じれの影響は全身に及びます。
これを防ぐのは内転筋の働きになりますが、内転筋が十分に強くないとその抑えが効かないために体全体が左方向にねじれた状態になります。
この状態で正面への構えるわけですから、上記のような体の捻じれを真っすぐな状態にするためには、体をねじり戻す力が必要になります。
つまり、歪みから起こる自然発生的な緊張に、意識による不当緊張を上書きしている状態になります。
武道における自然体とは、すべての筋肉に緊張が無く、次の瞬間にどこにでも動ける融通無碍の状態の事であるのに対し、この状態では・・・。
こうした緊張により、体の使い方に左右差が生じてしまうわけです。
私は剣道は素人ですから、この問題に股関節の観点からのアドバイスをすると・・・
①脚を前後に開きすぎない
②後ろに引いた左足先を外へ開かない
③右脚が前ですから、骨盤も右が前に出ている右半身を意識してキープする
④これが一番重要ですが、日常生活において体を整える矯正動作を徹底して、当所でお勧めしている体操で体のバランスを回復させる
⑤時々、逆振りなどを練習して左右の歪みを自身で確認する
股関節は上半身と下半身をつなぐ要の関節ですから、脚の力を正しく上半身に伝えるためには股関節に余計な負担をかけないことが大事ですから、股関節に良い構えはきっと剣道においてもなにがしかの参考になると思いますので、研究してみてください。
また、左脚の脛が捻じれることによりふくらはぎに緊張が起こりますが(足先が外へ向くことへの抵抗として)、それをほぐせばかえって左足先は外へ向いてしまいます(抵抗がなくなるわけですから)。
足先が外へ開いている状態を股関節から治せばふくらはぎが張ることもなくなります。
この様に武道やスポーツに熱心に、長く取り組めばどうしてもその競技による体の使い方から、このような体の歪みが起こってしまいます。
弓道の小笠原流などでは、こうした体の癖を嫌い、日常生活からきちんと体を使う必要から礼法が生まれているわけです。
最近では、その歪みをうまく使いパフォーマンスを上げようという考え方もありますが、小笠原流とは対極の考え方ではないでしょうか?
体の歪みが強くなれば、けがや故障の原因にもなり、最終的にパフォーマンスも上がらず選手生命も短くなるリスクを考えるととても怖いと思います。
体を整えることはパフォーマンスを下げることではありません、成績を上げるとともに怪我無く競技人生を伸ばすことにも必須の取り組みなのです。
スポーツや武道によるトラブルも股関節で解決できる磯谷式力学療法×CS60の整体院 杉並区・西荻窪 鴨下療法所 杉並区松庵3ー35-21