肩甲骨ストレッチは気を付けないと逆効果?

2019年07月16日

  西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【ストレッツチ】

 肩こり解消などの本屋テレビの健康番組などで紹介されるイラストAの様な肩甲骨のストレッチや、肩甲骨周りに特化したマッサージなど、やりたくなる気持ちは分かりますが、やってはダメなんです。

イラストA

 
 それは、肩甲骨周りの筋肉が硬くなりコリを感じ不快だからですが、これを行ってはいけない理由は肩甲骨のコリはあくまでも結果でしかないからです。

 つまり猫背からくる前肩が原因で、肩が前に引っ張られるから肩甲骨も前に引っ張られて体に張り付いた状態になり、いわゆる腱引き痛が肩甲骨上に発生したり、背骨と肩甲骨を繋ぐ大小菱形筋の緊張が凝りとして感じられるために、それを緩めるストレッチやマッサージが気持ちよく感じるし、一時的には肩こりや首のコリなども解消するからやりたくなるのです。
(姿勢が悪く前肩がきつい人は肩甲骨ストレッチにより、頭への血流まで回復したと感じ、視界が明るくなった、頭がすっきりしたと思うかもしれませんが、そうした方はちょっと黄色信号です)

 しかし、ここで考えてみてください。肩が前に引っ張られて肩甲骨周りが凝る、これはつまり肩甲骨が前に引っ張られることに抵抗してくれているという事です。

 その抵抗を無くせば・・・・、そうです前肩がもっと進んでしまわけです。

 世の中にはこうしたその場しのぎの結果だけしか考えないようなストレッチやマッサージ、治療法、体操が溢れています。

 気をつけないと良かれと思って毎日習慣にしていたことが自分の健康を損なっていたとしたら悲しい、というか悔しいですよね。

 私がお勧めするのは、イラストBの様に姿勢を正して、胸の前側をストレッチする方法です。

イラストB


 このストレッチであれば、前肩を作り肩甲骨を前に引っ張っている筋肉のストレッチとしては適切ではあります。

 しかし、前肩を作っている根本的な原因は脚の筋肉のアンバランスによる股関節・骨盤の歪みなので、このストレッチでさえ対処的な手当てなのです。

 ですから、お勧めしたいのは脚の筋肉のバランスを回復する根本的なアプローチをしつつ、仕事や勉強で肩が凝った時にこのようなB的なストレッチを行う、ということです。

 とにかく、巷にはその時だけよくなるようなストレッチや体操が出回っていますから、何かそのようなことを行う時にはよくよく吟味してくださいね。

           肩こりも根本から解決を考える礒谷式力学療法×CS60の整体院 杉並区・西荻窪 鴨下療法所 
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