股関節・骨盤矯正で正しい姿勢と快適な歩行 礒谷療法×CS60の整体院 鴨下療法所 杉並区・西荻窪駅から徒歩3分
2023年08月07日
西荻窪駅から徒歩3分の整体院・鴨下療法所です。
今年の暑さは、尋常ではないですね。
私は朝7時ごろ自転車で約1時間かけて通勤するのですが、スタート時点ではまだ多少朝の涼しさも感じるのですが、公園を抜けて20分もすると、肌がじりじり焦げるような暑さを感じます。
そして、昨今は患者様のお体が少し前とちょっと違うかなと感じています。」
以前は、夏は暑いので筋肉が緩みやすいと感じていましたから、体の硬さが問題の患者様などには「夏は体が緩みやすいですからチャンスですよ」と励ましていたのですが、今年はこの異常な暑さのせいで、逆に体が硬くなっている方が気になります。
考えられるのは・・・・
①暑さで動いていない(日中などで歩けない暑さですよね)
②冷房の中に長くいる
④暑さで睡眠が浅い
⑤暑さそのものが体のストレスになって、肝臓が疲れている
ざっとこんなようなことが想像できますが、皆様はいかがですか?
該当があるようなら、ちょっと生活の中に工夫が必要かもしれません。
上にあげた事柄に対して・・・
①冷房が効いた部屋の中で出来る運動をする、朝晩の涼しい時間帯に散歩をする
②これもなるべく涼しい時間帯に外の空気を吸う、冷房の温度を極端に下げないなどの工夫
③冷たいものも美味しいのは分かりますが、もし冷たいものを飲んだらチェイサーで温かいものを飲む(おぼクリニック院長の於保哲外先生に教えていただきました)
④冷房で冷えすぎない適温を作りなるべく早寝早起きを実践する
⑤例えば日焼け等も酸化ですから、体は非常に疲れますから、日傘を使うなどする。それでも、外に出なくては生活できませんから、上記①~④のような工夫で体の負担をするといいいと思います。
上の⑤の『暑さそのものが体のストレスになって、肝臓が疲れている』に関して少し説明を加えますね。
以前にも紹介したことが有るのですが『筋肉、関節が硬くなるのは肝臓が疲れているから』という説があります。
これはドイツのミュンヘンで礒谷式力学療法の治療院を営むイエンツ先生が教えてくれた話です。
(昨日イエンツさんご家族が7年ぶりに来日したので、また一緒に勉強、研究する予定です☺)
ドイツのサッカーナショナルチームのドクターが故障した選手に徹底した食事療法でその回復を図っている先生の著書を読んで、自分で実践した結果などを教えてくれたのです。
簡単に要約すると『血をきれいにしてくれる肝臓が疲れていれば、老廃物のお筋などが遅くなり怪我も治りにくい』というものです。
ですから、この暑さによるストレスで疲れた肝臓をいたわれば、体の柔軟性にもいい影響がありそうだと思うのです。
具体的には、まずは食事がコントロールしやすく影響も大きいので、気を付けるポイントを・・・
・油を多くしない
・糖、糖質を多くしない(糖質除去には私は反対で、バランスよく摂取するのが良いと考えています)
・刺激物(カフェイン、アルコールもですよ(^^♪))を多くしない
・量を多くしない
・夜遅くに食べない
・水分をしっかりと取る・・・これは以前紹介した西勝造先生の『尿が無色透明になるように水分をとる』が良いと思います。
この辺の食養は、夏バテにも共通ですから意識してみてください。
今度は「体が硬くなる」ということをまたちょっと違った角度から考察したいと思います。
太極拳の練習において私が先生からよく受けた注意に「力を入れて支えるな」というものがあります。
↑呉鑑泉老師の写真 上半身には力み感が無く伸びやかですが、脚腰の太さは尋常ではないようです。
とくに、膝を曲げて中腰姿勢のスクワット状態で重心を下げていくと、脚力が足りないと腰や股関節に力を入れて負荷に耐えようとしてしまいます。
太極拳の練習時に、筋肉に力みを入れる動きは「拙力(せつりき)」と言い決して行ってはいけないのですが、脚の筋量が足りないので、どうしても力んでしまうのですが、力むと脚が楽になり、さらに腰に力を入れて上半身を前傾させると脚への負荷がぐっと減り、めちゃめちゃ脚が楽になります。(楽だけど体に緊張があるので太極拳にはならないのです)
この事からもわかることなのですが、今日言いたいのは、脚の筋肉が弱くなってくると、太極拳と同様に体重を支えるために筋肉はこわばり硬くなるのではないかという事です。
そして、前々回にも書きましたように、暑さで歩く量が減って筋量が減ってしまった、というようなことが引き金になっているのではないかと思うのです。
筋肉が弱くて柔らかければ、とても体重を支えて不安定な2足歩行などできませんから、筋肉、関節が硬くなるのは筋肉が弱くなっても立てて、歩けるようにというメカニズムなのかもしれません。
しかし、これはよく考えれば当たり前のことで、筋肉は伸びたり縮んだりで働くわけですから、強い筋肉=しなやかな筋肉、と言えるわけですから、弱い筋肉=硬い筋肉という図式も例外はあるにしてもありそうですよね。
この状態にさらに年齢による代謝の悪さで自己修復が遅くなり、酸化により老廃物が溜まる等いろいろな老化現象と合わさり体が硬くなっていくことが加速するのだと思います。
これの解決策は単純で「脚の筋肉を弱らせない事」、「体を良く動かす事」です。
特に立ったりしゃがんだりで使う筋肉は自分の体重を支えるために絶対弱らせてはいけない筋肉ですし、それ以上に「歩く」ための筋肉はなるべく弱らせないように頑張るしかありません。
例えば、下のものをとる時は「かったるい」と思わずに、「脚を鍛えるチャンス」と前向きにとらえてしっかりと膝を曲げてお尻を落とす動作を1回でも多くするべきです。
↑ゴミ拾いなどは、すごくいいエクササイズなのですが、しゃがみ方を間違えると膝など痛める増すからお気を付けくださいね。
ここで、無精して脚を曲げずに腰だけ丸めてヒョイとしたのもをとるなどしては、せっかくのトレーニングの機会を失ったと思うと、少し頑張れるのではないでしょうか?
重力の影響下で自分の体重を支えられなくなった時が寝たきり、なのですから頑張りましょう。
脚の筋肉のバランスの良い鍛え方も分かる姿勢矯正×CS60の整体院
杉並区・西荻窪 鴨下療法所
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