生活が筋トレ

2019年06月05日

 東京あたりもだんだんと梅雨が近ずいている感じのお天気が続いていますね。寒暖の差が大きく湿度があるので体がだるくなったりしますが、今日はそうした体との付き合い方についてです。スポーツの世界でも、そのスポーツに必要な筋力はそのスポーツで鍛える、という方法も増えているようです。例えば水泳で速く泳ぐためには、水泳で鍛えるのが一番で、ウェイトトレーニングなど他のトレーニングをあまり取り入れないという考え方です。

 同様に私たちが生活をするうえで必要な筋力は生活で鍛えられると思います。病気の状態などでは安静が必要という場合ももちろんありますが、つらいからと楽に過ごしてばかりだと、体が弱り先細りになる可能性が大きいと思います。人生100年設計と昨日もどなたかがおっしゃっていましたが、確かにそれぐらいのつもりでいないと、寝たきりや人の手を煩わせるような健康状態になるリスクが非常に高まってしまいます。

 85才の母は、最近玄関で靴を脱ぐ時に、靴を揃えずにそのままの状態で入ってきます。私が子供の頃玄関では靴を揃えなさい!とあれほどうるさかったのに・・・。ま、それは置いといて(>_<)こうした簡単な動作の簡略化こそが、実は一事が万事で問題なのです。  後ろを向いて靴を脱ぐ、しゃがんで靴を揃える、どれも取るに足らないような簡単な動作ですが、それらの動作にはとても大切な動きとそれを行う筋トレが含まれています。    例えばこの靴の向きを変えるという動作を見てみると・・ ◎後ろを向く・・・股関節の内旋、外旋運動、体幹の捻じり、平衡感覚などのトレーニング ◎しゃがむ ・・・足首、膝、股関節の柔軟性・可動域の確保等のトレーニング ◎立ち上がる・・・大腿四頭筋の筋肉トレーニング  という具合です。膝などが痛みむ方は無理をしないで痛くない範囲で正しく行う事が肝心です。具合が悪いから、疲れるから、年だからと楽に楽に過ごすと後で手痛いしっぺ返しを食う可能性が高まります。 『生活の中の動き=筋トレ』言い換えれば『楽をする=筋肉が弱くなる!』 わざわざジムに行かなくても生活を無理なく丁寧にして体を使いましょう。
 
 
一生寝たきりにならないからだ作りのお手伝いをする整体院 杉並・西荻窪 鴨下療法所 

 

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