西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【血糖値スパイク・対処法】

　　前回は、この食後歩行でダイエットを、という話にとんでもないとブログを書きましたが、消化不良を起こす食べたらすぐの運動はナンセンスざんす、と書きましたが、ではどうしましょう、という続編を書きたいと思います。

　私達は食事の後1時間で血糖値が急上昇して2，3時間後に元に戻るのですが、その時の血糖値の値を棒線グラフにすると鋭角の三角形みたいになるので、その状態を「血糖値スパイク」と呼ぶそうです。

　この急上昇、急下降を繰り返すと、この時の刺激で血管の膜に活性酸素が生じ血管が痛み炎症が広がり、突然死や脳卒中の原因になるから食後30分以内に歩きなさいと言われているお医者さんの本を読みました。

　急激な血糖値の上下動が大きいのが良くないのは理解できますが、食休みはいらないのでしょうか？

　そんなことは有りません、世界中見ても食べたら休むことは多くの民族で当たり前に行っています。

　やはり、食事は副交感神経優位で食べて、消化、吸収するまでが一つのプロセスですから、楽しくゆっくりが基本です。

　しかし、だからと言ってやはり上げ過ぎるのにももちろん問題が有りますから、気を付けたほうが良いわけです。

　要するに、消化吸収のために働いている消化器の邪魔をしないために食休みをとりながら、血糖値スパイクの急上昇を防げばいい方法を実践するのがベストな選択と言えると思います。

　

　1、野菜、たんぱく質、炭水化物の順番で食べる

　2、ゆっくり食べる

　3、代謝を良くするために、普段から良く歩き筋肉を鍛えておく・・・歩くことは体作りの基本です。正しく、なるべくたくさん歩きましょう！！

　4、少食にする・・・これがむずい( ;∀;)

　5、GI値（グライセミック・インデックスの略　食後血糖値上昇の指標）の低い食品を選ぶ・・・これは単純に糖が多いから値が高いというものではなさそうですが、やはり食物繊維が多く含まれているものの方が値が低いので、白パンより全粒粉パン、白米より玄米の方が値は低いのでバランスよく食べる工夫が必要です。

　昔の話ですが、私が「親知らずを抜歯したら、その後体調が思わしくなくてさ、やはり歯を抜くのって体にダメージがあるんだよね」とアメリカ人の友人に話したら彼が「そう？俺もちょっと前に入院して全身麻酔で親知らず4本いっぺんに抜いたけど問題ないよ」というので驚いたことが有りますが、なんだか機械的じゃないですか？（そして彼の体の強さ！！）

　やはり彼に、風邪で熱が出たら冷たい水風呂に入り熱を下げる、という話も聞いたことが有りますが、風邪の時に熱が上がるのは自分の免疫力を上げるために体が必要だから熱を上げているので、熱が問題ではないのに、熱を下げて治った、というのと、血糖値スパイクが上がったから運動して下げればいいというのは、同じ浅はかな対処法としか思えません。

　例えば、西式健康法の西先生は「風邪をひた時にすぐに布団に入って寝るから風が悪化するんだ。風邪をひいたら水をコップ2杯ぐらい飲んで家の周りをグルグル歩いてから寝れば自分の免疫力で風邪を治すことが出来る」と言われていますが、こちらが根本療法というものではないでしょうか？

　体で起こることには意味が有り、その意味を読み解くことが問題解決に必要だと思うのです。

　体の問題を根本から解決する礒谷式力学療法×CS60の整体院　　杉並区・西荻窪　　鴨下療法所　杉並区松庵3ー35－21