Q&A ほかの治療法との併用はどうですか?

2019年07月27日

 以前、脊柱管狭窄症でお通いいただいている男性の患者さんが、当所に通っても一向に良くならないと、言われたことが有りました。頻度よく6回通っていただいた時の話だったのですが、私としては少しづつ手ごたえを感じていたので、この方の生活全般に関して質問をしましたところ、当所の治療が終わったらいつも鍼灸治療を受けていらしたことが分かりました。

 昔からのおなじみの鍼灸院で「ほかの整体と併用でもいいですよ」と言われていたとの事でしたが、はりを打つ位置をお聞きすると、当所で緩めている,問題の原因である部位ではなく、痛みを取り除くだけの結果の部位に打っていることが分かりましたから、すぐにそちらをやめて当所の治療に集中してくださるようにお願いいたしました。

 そしてそれ以降、少しづつ痛みしびれが遠のき、今までは2~3回は休まないと行けなかったところへ休まないで買い物に行けるようになったと喜びの声もいただきました。

 この様に狙いがずれていると、それぞれの治療効果を打ち消しあってしまうわけです。患者様にとってはお金と時間の無駄ですよね。

 しかし、同じ鍼灸治療でも太極治療のように体の歪みそのものを取り除く方針の治療であれば当所の治療と合わせる事により相乗効果が期待できると思います。

 したがって、併用したい治療法が有る場合は必ず、その内容を教えていただいています。そして、「~するなら、こうしてください」「それはやめといてください」、「それは当所で、もう少し体が整って、自分の身体の事が理解できてから始められてどうですか?」等とアドバイスをしています。

 基本的に私がお止するのは、痛みを取り除くことを目的とした治療法です。痛みを取り除く事だけを目標にした治療法は根本療法と相容れないばかりでなく、だいたい悪化して終わるからです。
 対して、私が皆様にお勧めするのは自然療法的な手当や食養、湯治(温泉、岩盤浴など)、ストレス軽減にジャーニーの様な内観療法、人により温熱療法(三井式温熱器、黒田コーケントウなど)などはうまく併用すれば相乗効果が期待できると考えています。

 また現在は上半身の歪みを取り除くために、ドイツの歯医者さんに送っていただいたフェース・フォーマーや礒谷式を勉強された歯医者さんが考案されたかみ合わせ改善のカムラックを自分の経験を通して自分で検証しています。
 顎関節がずれる原因は股関節で間違いないと確信していますが、かみ合わせ治療がうまくいけば上半身の歪みが更に早く取り除けるのではと、期待して研究をしているところです。 
 
原因にコミットする整体院 杉並区・西荻窪 鴨下療法所

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