体がかたくなってる~! ③年齢編

2023年08月14日

 西荻窪駅から徒歩3分の整体院・鴨下療法所です。 

 夏の暑さで体が硬くなる、というお話を2回にわたり書いてきましたが、またちょっと違った角度から考察したいと思います。
体が硬い 整体 杉並 西荻窪 cs60

 太極拳の練習において私が先生からよく受けた注意に「力を入れて支えるな」というものがあります。

太極拳 膝痛 体が硬い
西荻窪 整体
↑呉鑑泉老師の写真 上半身には力み感が無く伸びやかですが、脚腰の太さは尋常ではないようです。

 とくに、膝を曲げて中腰姿勢のスクワット状態で重心を下げていくと、脚力が足りないと腰や股関節に力を入れて負荷に耐えようとしてしまいます。

 太極拳の練習時に、筋肉に力みを入れる動きは「拙力(せつりき)」と言い決して行ってはいけないのですが、脚の筋量が足りないので、どうしても力んでしまうのですが、力むと脚が楽になり、さらに腰に力を入れて上半身を前傾させると脚への負荷がぐっと減り、めちゃめちゃ脚が楽になります。(楽だけど体に緊張があるので太極拳にはならないのです)

 この事からもわかることなのですが、今日言いたいのは、脚の筋肉が弱くなってくると、上の話と同様に体重を支えるために筋肉はこわばり硬くなるのではないかという事です。

 そして、前々回にも書きましたように、暑さで歩く量が減って筋量が減ってしまった、というようなことが引き金になっているのではないかと思うのです。

 筋肉が弱くて柔らかければ、とても体重を支えて不安定な2足歩行などできませんから、筋肉、関節が硬くなるのは筋肉が弱くなっても立てて、歩けるようにというメカニズムなのかもしれません。

しかし、これはよく考えれば当たり前のことで、筋肉は伸びたり縮んだりで働くわけですから、強い筋肉=しなやかな筋肉、と言えるわけですから、弱い筋肉=硬い筋肉という図式も例外はあるにしてもありそうですよね。

 この状態にさらに年齢による代謝の悪さで自己修復が遅くなり、酸化により老廃物が溜まる等いろいろな老化現象と合わさり体が硬くなっていくことが加速するのだと思います。

 これの解決策は単純で「脚の筋肉を弱らせない事」、「体を良く動かす事」です。

 特に立ったりしゃがんだりで使う筋肉は自分の体重を支えるために絶対弱らせてはいけない筋肉ですし、それ以上に「歩く」ための筋肉はなるべく弱らせないように頑張るしかありません。

 例えば、下のものをとる時は「かったるい」と思わずに、「脚を鍛えるチャンス」と前向きにとらえてしっかりと膝を曲げてお尻を落とす動作を1回でも多くするべきです。
夏バテ 脚の筋肉 整体 西荻窪
↑ゴミ拾いなどは、すごくいいエクササイズなのですが、しゃがみ方を間違えると膝など痛める増すからお気を付けくださいね。

 ここで、無精して脚を曲げずに腰だけ丸めてヒョイとしたのもをとるなどしては、せっかくのトレーニングの機会を失ったと思うと、少し頑張れるのではないでしょうか?

 重力の影響下で自分の体重を支えられなくなった時が寝たきり、なのですから頑張りましょう。

 脚の筋肉のバランスの良い鍛え方も分かる礒谷式力学療法×CS60の整体院  杉並区・西荻窪 鴨下療法所

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