股関節・骨盤矯正で正しい姿勢と快適な歩行 礒谷療法×CS60の整体院 鴨下療法所 杉並区・西荻窪駅から徒歩3分
この度、鴨下療法所との共同研究を通じて、礒谷式力学療法の科学的検証に携わる機会をいただき、その独創的なアプローチを研究する貴重な機会を得ました。
鴨下療法所が実践されている礒谷式力学療法は、股関節や骨盤の歪みが全身に及ぼす影響を、重力環境下での身体の平衡という力学的観点から捉えたアプローチです。
例えば、左骨盤高位による体の左右バランス調整のために脊椎が湾曲し左肩が下がる、妊娠時の腹部重量増加による前方重心移動に対して上半身が前傾し骨盤が後方へ移動することで腰椎が前弯して反り腰になるなど、身体が重力環境下で力学的平衡を保とうとする適応メカニズムに着目した治療法です。
礒谷式力学療法の効果については、既に早稲田大学との共同研究において腰椎前弯を増大させる効果が科学的に実証されており(Kadono et al., Clinical Spine Surgery, 2017)、その基盤の上に立って我々の研究を展開することができました。
我々の共同研究では、特にランニングにおいて骨盤の状態が足の接地位置に与える影響という新たな視点から予備的な検証を行いました。
1名の被験者を対象とした事例研究ではありますが、礒谷式力学療法により腰椎前弯の改善、ランニング中の上体前傾の最適化、足圧中心の前方遷移、さらには接地時の減速作用の低減という変化が観察されました。
これらの予備的知見は、身体構造を力学的に捉える治療体系の可能性を示唆するものと考えられます。なお、本研究成果は2025年3月に開催された第37回ランニング学会大会においてポスター発表を行いました。
鴨下療法所の長年にわたる臨床経験と理論的探求、そして科学的検証への積極的な姿勢は、伝統的な治療法の新たな可能性を探求するものとして評価いたします。

| 研究分野 | ライフサイエンス / スポーツ科学 / バイオメカニクス 神経科学 |
|---|---|
| 経歴 | エッラ・ゲオルグエフルンルース財団 博士取得後研究員, (ヘルシンキ大学) ゲッティンゲン大学, 医学部, 博士取得後研究員 マックスプランク神経生物学研究所, 博士取得後研究員 |
早稲田大学人間科学科での共同研究
以前もお知らせしましたように、私も参加しました早稲田大学人間科学部で行った共同研究は2014年7月イタリアのローマで開催された国際学会International Society of Electrophysiology and Kinesiologyにて発表され、2017年7月には国際学術誌 Clinical Spine Surgeryに発表されています。
先日、この早稲田大学での本研究に携わっていた研究員の方に論文の要旨を頂きました。
論文自体は版権の関係で当ブログに掲載することが出来ませんが、この要旨でその内容を客観的にお伝えできると思いますので是非お読みください。
趣旨書
【目的】礒谷式力学療法では、矯正による骨盤の前傾が成年男子の腰椎前彎の彎曲を調節できるかを科学的手法により検証することを目的とした。
【方法】18名の健常な成年男子を実験群9名と対照群9名に分類した。実験群は礒谷式力学療法施術師より施術を受け、対照群は実験者の指導により過去の文献に発表された手法に基づいてハムストリングスのストレッチを行った。
介入前後に同じ実験者がスパイナルマウスを用いて胸椎後彎曲及び腰椎前彎曲の角度を測定した。
【結果】介入後、実験群の胸椎後彎曲の角度には変化が見られなかったが、腰椎前彎曲の角度が優位に21°から25°へ増加した。
しかしながら、対照群では胸椎後彎曲及び腰椎前彎曲の角度に有意な変化は認められなかった。
【結論】本研究は礒谷式力学療法の治療効果に関する科学的証拠を発見し、礒谷式力学療法は腰椎前彎の彎曲を調節するのに効果的であり、特に腰痛の改善、運動機能向上に繋がることが示唆された。
私の行った股関節の外転筋群を緩め正しい股関節角度にする股関節矯正により腰椎の後湾つまり猫背が治る事を科学的に証明できたのです。