股関節疾患の運動療法にはタイプ分けが必須!!・・・X脚系

写真A
写真B
写真C
写真D


 最近やっと変形性股関節症の保存療法として運動療法が一般化してきました。ただその運動を見るとかなりいい加減なものもありますので注意が必要になります。
 まず気を付けなければいけないのは「みんなに同じ運動」を勧められる場合です。
 そもそも変形性股関節症が発症してしまった理由は股関節角度による不均一な圧力が原因なのです。
 例えば先天性股関節脱臼は、股関節が内に捻じれる内転、内旋という転位で起こりますので整復後でもやはり内捻じれのクセが残る事が多いのです。また、この状態は臼蓋形成不全やペルテス氏病の股関節にも共通していて、基本的にX脚系となる事が多いのです。

 ただ、こうした状態にあってもスポーツなどをよくやる方、またはやった方などでは股関節が十分に開き、逆の状態つまりO脚系になっている方もいますので注意が必要です。
 又左右脚の片方だけがこのタイプの方、両脚とも同じタイプの方にも分かれます。
 繰り返しますが、万人に一律の運動を推奨するのは無理があるのです。
 又ここで言うX脚とは股関節が内に捻じれていることを指していますから写真Aの足先が内に向き膝も内へ向くタイプだけではなく写真Bの様に足先は外へ向き膝が内に向くタイプの方もX脚の可能性があります。

 このタイプの方にはっきりと表れる特徴は、写真Cの様に骨盤が前傾したデッチリから起こる反り腰です。
 骨盤の前傾はモモの内側の筋肉群により引き起こされるので、このタイプの方の矯正運動はその筋肉のストレッチと、拮抗させるための筋肉のトレーニングにならなくてはなりません。
 したがって当所で指導する運動は足先を開いてその角度に膝を開く写真Dのようなスクワットになります。
 この時X脚系の方は前重心になり易いので決して踵を上げないで運動することが大切です。
 しかし、この運動はその方の股関節の状態を見極めて、左右差をつけたり開く角度を調節しないと他の痛みを作る原因にもなりかねません。
 運動療法に取り組むにはまず自分の股関節の状態を知る事が絶対的に必要になるのです。

  変形性股関節症など股関節疾患の矯正に70年の歴史がある礒谷療法ベースの整体院  杉並・西荻窪  鴨下療法所