アルツハイマー②・・・栄養面からのアプローチ

2020年01月28日

アルツハイマー

 ところで先日、ドイツのミュンヘンで礒谷療法を行っている友人のイエンツさんに聞いた話ですが「最近、ドイツのお医者さんから聞いたけど、パーキンソン病がなぜ、なかなか治らないか?と言うと、実は症状が現れる以前に数年から10年ぐらいかけて病気が進行しているから、発見された時には慢性化しているから治りずらい病気になってしまっているらしいよ」と聞きました。
 パーキンソンの目に見える、又は本人が自覚できる症状としては、体がこわばる、歩きにくい、顔の表情が出なくなる、便秘、不眠などですが、そうした症状が現れる前に何年もかけて進行してしまっている、と言うのです。
 
 確かに、そう考えると納得できるものが有りますが、そうするとアルツハイマーなどにも、同様の事が言えるのではないかと思います。
 だとすると、やはり食習慣や生活習慣が長い時間をかけてそうした状態を作ったのなら、まずは習慣を変えなくてはいけないのではないでしょうか?

 特に今回は吉祥寺のサプリ屋さんで懇意にさせていただいているヘルスゲイトの長田さんがアメリカの栄養学者ジーン・パーカーの本をまとめたメールマガジンを参考に私ならこうするというモデルをご紹介したいと思います。
 なおジーンは『食べる薬』でも有名ですが、その話の多くは大学や国の研究機関の調査や研究の結果から引用していますから、私も「食事で治す本」は患者様の栄養相談には良く参考にしています。

  1.  過食しない様に朝ご飯は味噌汁位
  2.  季節の旬の野菜を多くとる。カリフラワー、ブロッコリー、キャベツ、レタス、ホウレン草、小松菜などのアブラナ科の植物は特にしっかり
  3.  旬のフルーツは適量を毎日
  4.  ナッツ類を常食する
  5.  青魚は週に3~5回程度
  6.  乳製品はやめる
  7.  夏はトマトジュース、冬はリンゴジュースを飲む
  8.  コーヒーは1日2~3杯、シナモンを入れて飲む
  9.  キノコ類は良く食べる
  10.  サプリメントは長田さんに予算を言って必要なものを選んでもらう
  11.     

 ここまでが食事で気をつける事ですが、自分への戒めも含め『腹八分目に医者いらず!!!』は基本ですね。

 生活習慣は前回も書いたとうり、いい姿勢を心がける事が一番基本で、そのいい姿勢を作るための有酸素運動として当所の屈伸運動を毎日30分以上行う事。

 気持ちは前向きに、常に新しい事にも興味を持ち、病気に気持ちをフォーカスしない様に瞑想などを毎日行う。

 どうですか?
 私なら、こんな具合に毎日生活してみたいと思いますが、いかがでしょうか?
 特に若年性アルツハイマーの方などは、慢性化しているかもしれないと言っても、まだその期間は短いのだから出来るだけの事をしてみるのはどうでしょうか?
 食生活などは個人の体質、年齢などに応じてベストなものを自分で探す必要がありますが、栄養学的に根拠のあるものをきちんと選ぶべきだと思いますので参考にしてください。

 体の歪みを取り除くだけではなく食事なども一緒に考える礒谷療法べ―スの整体院 杉並区・西荻窪  鴨下療法所

 

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