地脚という言葉を聞いたことがありますか?
2026年08月24日
西荻窪駅から徒歩3分の側弯改善と股関節の専門整体院・鴨下療法所です【地脚】
地脚!
私がこの言葉を初めて知ったのはかなり昔、競輪の漫画でです。
正確な表現は忘れましたが「(競輪で)強くなるためにはバンクで無酸素運動の速筋を鍛え、さらに上を目指すためには坂道を駆け上がるなどして地脚を鍛えなければいけない」みたいな文脈だったと思います。
先日、よくおいしい野菜などを購入させていただいている農家のおじさんとお話をさせていただいている時に自転車の話になりました。
私は毎日片道1時間弱の通勤で自転車を使っているのですが、このおじさんもお若い時はかなり自転車がお好きだったそうで、元旦には明治神宮、2日には三鷹から大國魂神社、谷保天神、東伏見稲荷を自転車で初もうで巡りをされ、時々江ノ島に遠出をされていたそうなのです。
グーグルマップで調べると、三鷹から江ノ島までは自転車で片道3時間44分、56.7と出てきますから、相当脚が強かったであろうと想像できますよね。
そして、このおじさんが「最近の若い人は自転車のギアを軽くしているな~、俺はギアを重たくしてゆっくり漕ぐのが楽だったけど」と言われたのです。
おじさんは農家ですし昭和10年代のお生まれで、自転車でロングライドするだけではなく、畑仕事で脚を鍛えてきたから地脚が強いのだと思ったのです。
歩いたり、畑仕事で使う筋肉は有酸素運動で行う遅筋がメインになると思いますから、地脚が強いから重たいギアを楽にこげるのだと思いました。
それに対して、一般的に言って最近の多くの若い方は、やはり昔に比べて歩く量が減ったり生活が便利になり遅筋があまり強くないので地脚が弱いのではないでしょうか?
そして、私が股関節や骨盤を安定させるためにバランスよく脚を鍛えましょう、といつも言っている概念こそ、この地脚を強くということなのです。
生活者として健康で楽しく生活するためには、この遅筋をバランスよく強くすることが非常に大切だと思うのです。
脚の筋肉は重力の影響に抗して二足歩行、二足直立を可能にしてくれて、体温をはじめ体の代謝に大きな影響を与えるからです。
ここでもう一度地脚という言葉を考えるにあたり「地脚って何?」とAIに聞いてみました。
「地脚=遅筋を中心とした、持久力と安定性のある脚」**と説明することはできます。ただし、厳密には「地脚=遅筋」ではありません。
むしろ、鴨下療法所の考え方としては、
地脚とは、遅筋を土台として、骨・関節・腱・筋肉を含めて、長時間身体を支え続けられる脚
と説明すると非常に分かりやすいと思います。
「地脚」を作ってから速筋を鍛える意味
例えば、
① 歩く → ② 坂道・山を登る → ③ 筋力トレーニング
という順番です。
歩く
→ 長時間働く遅筋、足裏、ふくらはぎ、股関節周囲などを使う
→ 「身体を支え続ける基礎」
山・坂道を歩く
→ 平地より強い負荷がかかる
→ 心肺機能と脚の持久力、股関節・臀部などがさらに鍛えられる
→ 「地脚」が強くなる
その上で速筋を鍛える
→ 瞬間的に大きな力を出す能力を高める
→ 階段を上る、立ち上がる、つまずいたときに踏ん張る、走るなどに役立つ
つまり、
「長時間支えられる脚」+「瞬間的に大きな力を出せる脚」
を作るという考え方です。
特に中高年の場合、いきなり重い筋トレで速筋だけを鍛えるより、まず歩行などで地脚を作り、その上に速筋の能力を積み上げるという考え方には、運動指導として説明しやすいメリットがあります。
一言で表現するなら、
地脚は「身体を支える土台」。速筋は「その土台の上に載せる瞬発力」。
という説明が分かりやすいです。
なお、遅筋だけで歩いているわけではなく、歩行速度や坂の傾斜が上がれば速筋系も動員されます。したがって「歩く=遅筋、筋トレ=速筋」と完全に分けないほうが生理学的には正確です。
ということですね。
この話も踏まて私の考える地脚とは・・・
【遅筋を土台として、長時間身体を支え続けられる脚】と言えそうです。
また、ここで思い出した方がいらっしゃいます。
それは西荻窪でアロマフレッシュというコーヒー屋さんを営まれていた安藤さんです。
106歳まで現役でお仕事をされていて、私が一番しびれたのが安藤さんが103歳の時のお会いした時に「私は若い頃から1センチも背が縮んでいない」という一言です。
(背が縮むのは骨盤が歪むことにより背骨が歪むから起こりますから、安藤さんは全く骨盤が歪まなかったということですから、その骨盤を支える脚の筋肉がどれほど強靭であったことか)
安藤さんは登山がご趣味でしたから、それこそ地脚が抜群に強かったと言えると思います。
では、私たちがこのおじさんや安藤さんのような地脚を作ることが出来るのか?
やはり、若い頃からの鍛錬も必要ですから限界はあると思いますが、頑張って近づけることが重要です。
まず、この地脚を作る筋肉においてはやはりバランスがまず初めに重要になります。
例えば、がに股で歩くということはがに股を作る筋肉を鍛えるということになるからです。
がに股になるのは太ももの外側の股関節を開く働きがある外転筋群が、脚を閉じる働きの太ももの内側にある内転筋群より強いために起こります。
そして、がに股で歩けば歩くほどがに股が悪化するので歩くと腰が痛い、膝が痛いということが起こってしまうわけです。
しかし、脚の筋肉は骨盤を支え、上半身を安定させ、代謝を良くするためにも弱くしてはいけない筋肉の代表です。
では、どうするか?
正しく歩くことなのです。
私が言う正しくとは、「脚の筋肉をまんべんなく使い長く歩ける歩き方」と言えます。
これに関しては、鴨下療法所のコラムページで歩行を検索していただくと歩きに関しての色々なアドバイスをお読みいただけますので、是非お読みください。
とにかく、いつも言うことですが脚をバランスよく鍛えて地脚を強くしましょう!!
脚は健康の要ですから!!
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