もし、先天性脱臼でお生まれになっているのなら

2019年12月26日

変形性股関節症""

生まれた時に大腿骨の骨頭が骨盤の臼蓋と言う凹みにはまっていない状態を先天性股関節脱臼と呼びます。


 生後3か月検診頃で、赤ちゃんの股関節と膝の間のしわなどを見たり、動きを見て股関節がきちんとはまっているかを確認しますので、その時に発見されることが多く、この時期に発見されると、装具を付けて整復します。

 しかし、うまく関節は整復されても、股関節の脱臼は大腿骨が内に捻じれて起こりますから、この内に捻じれる筋肉の状態はそのまま残ります。
 とくに臼蓋形成不全が脱臼の原因の方ではこの傾向が顕著に現れます。

 そして、この筋肉の偏った緊張のまま過ごしていると、更年期頃に変形性股関節症が発症してしまうリスクが高くなります。
 特に股関節における内ねじれのクセが片脚にあると、内ねじれが強い脚への血行が妨げられ両脚の筋肉の成長に差が付き、脚の太さが左右で違ってしまったり、重心の偏在で足の大きさが違い靴をあわせるのが大変になったりすることもあります。

 また、脚の筋肉の状態の左右差は左右脚の仮性延長と呼ばれる脚長差を生じますので、骨盤から脊柱まで歪み、股関節痛、腰痛はもとより肩こり、首の痛み、そしてあらゆる疾患等を引き起こす、血行不良、神経の圧迫を引き起こします。

 歩き方においても、脚長差による跛行(びっこ)、また癖のある歩き方になり易いので外反母趾、ハンマートゥー、巻き爪、膝痛も起こりやすくなってしまいます。

 将来における変形性股関節症や二次的な問題の予防のためにも、是非早い時期からご自分の股関節のクセをよく知って、どういうケアーをすればいいのか、生活習慣の見直しなどからご自分の股関節とうまく付き合っていく方法を実践しましょう。

 当所では、あなたの股関節のクセを解消するための股関節角度の矯正を行い、その正しい角度を維持する為の歩き方、座り方からケアーをするための簡単な体操などの指導を行いますから、自分で自己管理ができるようになります。 

    股関節矯正70年以上の実績を持つ礒谷療法をベースにした整体院  杉並区・西荻窪  鴨下療法所
  

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