陸上競技と心臓トラブルの深い関係

2022年06月17日

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 当所にも陸上競技や野球で膝や腰を痛めたという方が来られます。

 これらはオーバーワークという以上に左右差がそれらの問題の原因になっていることがほとんどです。

 それは、陸上トラックも野球も左回りをすることが大きな理由なのです。

 左回りは左足を軸にし、内輪差、外輪差を生じる回転運動です。

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 上の図のように内側は移動距離が短くなり、外側は移動距離が長くなるわけですから、コーナーを回る時の左右の歩幅は外側の右脚の方が長くならないとうまく回れないわけです。

 これにより右骨盤が前方に出て、股関節のメカニズム上右脚が長くなることにより背骨に左側弯が起こるために循環器、心臓にトラブルが起こりやすくなるというのが礒谷式力学療法の理論なのですが、これは側弯により神経の圧迫が原因であろうと私は理解していたのですが、最近興味深い記述を見つけました。

 少し長いですが引用させていただきます。

 長年のトラック競技で左側に重心が偏ったままの陸上競技経験者は、心臓が右に偏ることで心筋運動の支点の一つである胸壁から離れてしまうために心筋に余計な負担が買っている場合があります。徴候として不整脈などが多く見られますが、最終的に心筋梗塞での突然死が多いのです。心筋肥大が原因の最たるものだとされますが、実は構造上の問題も大きいのです。

       『身体構造力』 伊藤義晃著  幻冬舎刊

 これはまさに
 
 これはまさに礒谷式力学療法の理論とまさに合致します!!
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 『右骨盤高位になり、背骨が左側弯し、同時に心臓がバランスをとるために右に寄り、さらに自律神経の圧迫が合わさり心臓にトラブルが起こる』
 
 ということになりそうです。

 したがって、すでにそういう症状が出ている方はすぐにでも股関節の矯正で骨格を正すことをお勧めいたします。

体の歪みを、その原因から正す礒谷式力学療法の整体院  杉並区・西荻窪  鴨下療法所 

 

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