股関節の痛い方のプールでの水中ウォーキング。

水中ウォーキング

以前にも書いたことがありましたが、最近またご質問いただきましたのでお答えしますが、基本的に必要ありません。
不要です。

理由① まず胸の高さまで水があると体重の30%しか脚に負荷がかからないからです。
水の中で暮らすのではないのですから、自分の体重がきちんと脚にかかっても大丈夫な状態を作っていかなくてはなりません。
そのためには必要な筋肉を一日でも早く作っていきたいのです。

ここで大事なのは必要な筋肉を鍛えるという事です。

股関節は全動関節ですから様々な方向に脚を運ぶ筋肉がレイアウトされていますが、そのうちの特定の筋肉が弱かったり、硬縮していたりするから、股関節の角度が転移して骨盤が歪み痛みが出ているわけですから、問題意識もなくただ負荷を減らして痛み無く歩ければいいというのはかなり乱暴な話なのです。

当院の歩行練習では、「正しく歩ければ、痛くないですよ」とお伝えしています。
つまり、痛みはガイドになるのです。
正しく歩ければ痛くない。
正しく歩けてなければ痛い。
と言うわけです。

理由② また、気を付けなければいけないのは『横歩き』です。

横歩きで鍛えているのは、横歩きをするための筋肉です。
そして股関節はそういう風には作られていませんから、股関節は益々おかしく痛くなってしまいます。

理由③ 冷えます。
冷えると、筋肉は硬くなりますから痛みが増す方もいます。

理由④ 直線を行ったり来たりする場合、コースによってターンが右回りだったり左回りだったり限定されてしまうので股関節に負担になる。

これは「日常動作による矯正法」になりますが、長い脚に体重をかけないとバランスが悪くなるので、長い脚を支点に回ることにより、股関節の角度を良く保てるのです。
例えば、左脚が短くて変形性股関節症がある方ですと、右に回ると左にかかる負担を減らすことが出来て左脚の痛みは来ませんが、逆に回ると痛みが走ります。

この質問の患者様が「じゃ~プールの回数券が無駄になっちゃった」とおっしゃられたので、
「無駄にしないで、泳いできてください」と申し上げました。
「え~、泳いでいいのですか?」と言われるので

「もちろんです。(この方は変形性股関節症と脊柱管狭窄症です)脚に痛みが有れば、上半身も硬くなったり、力が入っていますから、ぜひそうした筋肉をほぐすつもりで、ゆっくりと楽しく泳いでください。 ただし平泳ぎはだめですよ。(股関節が開いている方なので)、クロール、バックで息継ぎは必ず右側で(右脚が長いので)、ターンも右回りでお願いします」

この方も整形外科では、こうしたアドバイスも無く「プールで歩いたらどうですか」と言われて水中ウォーキングをされてたそうですが、効果もないので行かなくなっていたそうです。

ですから、水中ウォークするのと同じ時間なら屈伸運動をやった方が100倍、いや10000倍効果ありますよ。

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股関節の痛い方のプールでの水中ウォーキング。」への2件のフィードバック

  1. 4年ほど前に股関節痛で歩行困難になりましたが 一週間で解消しました。整形外科では軟骨がつぶれてるとか そのうち歩けなくなる といわれましたが、それっきりお医者へは行かず ストレッチで直し 今に至ってますが歩きすぎると痛くなります。しかし ほんのちょっと です。

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  2. 一過的な捻挫的な痛みだったのでしょうか。 良かったですね。 しかし、やはり痛みが有るというのは股関節の角度異常がまだあると思われます。 ストレッチだけではなくバランスを回復するための筋トレも是非!!行ってみる事をお勧めいたします。

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