時代はやはり股関節!?  速く走る=うまく歩く?

ボルト

先日、トレールランニングをやられている患者様から、深代千之先生の本を初会していただきました。
こちらの先生は、「世界一受けたい授業」等マスコミにもよく出ている先生で、ご専門はスポーツ・バイオメカニクス、要はスポーツでどのように身体を使うと、パフォーマンスが上がるかの研究者と言えます。

今回読んだのは「日本人は100メートル9秒台で走れるか」(祥伝社刊)と言う本ですが、一般の人にも分かり易くかかれた楽しい本でした。

ボルトがなぜ速いか?
日本のリレー選手が、体格的には恵まれていないのに、いかにしてオリンピックでいい成績を上げたのか?

なるほど~、と感心してしまいます。

で、今回この深代先生の理論を、私に教えてくれた方は「先生の言ってる内転筋の話の参考になるんじゃないの? 似てることを言っている人だよ」と教えてくれたのです。

私の行っている礒谷療法をベースにした治療理論による歩行理論と確かに部分的に同じで、その意味で私が臨床の中で感覚的に考えてきたことの理論的裏付けがここに有った!と言う印象でした。

それは、股関節に関して70年の歴史がある礒谷療法はスポーツにも応用が出来るという確信でもありました。

例えば文中で「膝が痛いという人は股関節を意識すれば、痛みを軽くすることが出来ます。 膝だけではなく股関節を使うと楽に動けて、肩や首までコリや痛みが軽減されるのです」と言われていますが、当院ではその股関節をうまく意識的に使う事が難しいから、そういう使い方ができるように体を変えていくという風に考えているのです。

そもそも膝が痛い、という事も股関節周りの筋肉のアンバランスと、腰の使い方・股関節の使い方がうまくいっていないことが原因の大部分なのです。

しかし、文中で紹介されている日本記録を持つ伊藤浩司選手が100メートル10秒00の記録を出した時に「あれは走ったのではなく、腰が動いたというイメージなんです」とコメントしたと言われたらしいのですが、この言葉は歩行で困っているすべての人にも必要な感覚なんです。

たとえ変形性股関節症、股関節脱臼、ペルテス氏病などの股関節疾患、脳梗塞後遺症、尖足、マヒなど歩行で困っている方々にこの感覚をお伝えしたいと考えております。

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時代はやはり股関節!?  速く走る=うまく歩く?」への2件のフィードバック

  1. 患者1号

    鴨下先生

    患者1号です。雑談を文章化して頂き、ありがとうございます。
    先生のおっしゃる通り、内転筋(内転筋群)と腰の動き、こんなに我々の生活で(動きで)重要なこと、日々の生活で全く意識せずに生きているわけですから、運動能力も落ちるし、様々な病も発症するわけですね。
    病発症の原因が、『運動不足』と断ずるのは思考停止させる良いキーワードだとは思いますが、じゃあそもそもなんで運動不足になるのか? なんで少し動いただけで疲れるのか? を考えると、そもそも身体の使い方、腰から下の使い方が間違っていたから・・・とか推論していくと、生活習慣病の大本は、身体の使い方を誤ってきた歪みの歴史が股関節に出るから・・・とか考えられないでしょうか。論理の飛躍か(笑)

    いいね: 1人

  2. コメントありがとうございます。 いやいや全然飛躍ではないですよ。 礒谷先生も、西勝造先生も人間の身体を読み解くときに物理学的、力学的に考察しているのは、「機械が悪いのではなく、機械の使い方が悪いんじゃない?」と私たちに教えてくれている気がしますよね。

    いいね

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