寝たきりの方の身体の震えと股関節

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昨年からご縁をいただき、寝たきりの方の矯正を行っております。

この方は頚椎損傷で、首から下がマヒしていらっしゃる方で、体温調節機能が働かないために夏場になるとどうしても体温が上昇してしまい、体調が悪くなるとの事で矯正をスタートさせていただきました。
そして、ご家族の献身的な介護と矯正の効果もあると思のですが、昨年の夏は一昨年ほどの急激な体温変化もなく過ごされました。

この方の矯正で興味深いことが分かりましたので、同じような状況の方々のお役にたてるかもしれないと考えるのと、こうした臨床経験がおありの方にさらなるご指導をいただけないかと思い書かさせていただきます。

この方は事故による頚椎損傷で首から下がマヒしている状態です。左脚が長く右上半身に緊張があり、首が左に倒れて右の首筋に硬縮が有りますので、左の股関節から矯正を始めます。

股関節が外に引っ張っられている状態なので、反対側の内に向け股関節に矯正を行うと、この直ぐ後に左上半身、時には両側に震えが起こります。

初めての時は驚いたのですが、ご本人にお聞きすると「この震えは、『ケイセイ』と言うもので、寝たきりの初めの頃は頻繁に起こり、起こるとその後体調が良くなる感じがしたが、最近はあまり起こらなくなっていた」との事でした。

以前読んだ安保先生の本でパーキンソン病に関して読んでいると「パーキンソン病の人の震えは血流が悪くなって冷えて、硬くなっている筋肉などを自己修復するためのものなのに、それを薬で止めてしまうのは・・、寒い時に体が震えるように、人間の身体は必要なことが自然に起こる」と言うようなことを言われていたのを思い出します。

そしてこの震えのメカニズムも少し見えてきたかな?と思うのです。

それは筋肉は全て拮抗筋と言われるように逆の働きをする筋肉とセットになっていますが、矯正によりその一方の筋肉を緩める事によりバランスを回復しようとその反対の筋肉に震えが起こるのではないかという事に気が付きました。

そしてバランスがとれたところで震えが止まるように感じるのです。

ですから、この震えが矯正がうまく行われているかのガイドになってもくれるのです。

またこの方の矯正は股関節に先立ち一番末梢の足首からスタートしていますが、その時に脚の指の先をもむとやはり震えが起こりますが股関節の矯正の後は震えが起こりません。
また股関節の矯正にしてもある回数繰り返すともう震えは起こらなくなります。

ですから、硬縮が強くなっている強い筋肉を緩める「股関節矯正」は、自分の回復力を大いに活用し、筋肉の連動で緩めることが出来るこの方法はご家族で硬縮予防などをされている方にも効率よく効果を得ることが出来ると思います。

冒頭にも書きましたが、同様のご経験がある方是非、意見交換などさせてください、よろしくお願いいたします。

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