顔に起こる症状と、股関節って全く関係ないように思いますか?
普通は関係ないと思うと思いますが、じつは関係大ありなんです。
再三申しておりますが、体の緊張は重力下でのバランスによって起こっています。
実際の患者様の例ですが、右に顔面麻痺が出る方の場合、左足が長くなり左の骨盤が押し上げられ、背骨が右に曲がり、右肩が前に突き出し、首の右側に緊張が起こったものが最終的に顔の右側の表情筋も緊張させることにより問題が起きています。
ですから、左の股関節矯正を行うとスーッと顔の右側の緊張が緩んでいきます。
この患者様は左足が長いタイプの方でしたので、このほかにも婦人科系のトラブルが有りましたが、根っこは同じなので股関節の矯正でこの両方が治っていくのです。
しかし、一度ついた筋肉のクセは長い間に少しづつ頑固になっていますから、またしばらくすると顔の右側が引っ張られて緊張が起こってしまいます。
そこで大事になるのが日常生活での自分の身体の使い方のクセを知り、癖を修整することと癖のついた筋肉を作りかえる体操になります。
以前に若い女性の肩こりの患者さんが「私は目の大きさが違うからプチ整形しようと思うんだ」と言われていたのですが、体操をしっかりやられたこともあり1~2カ月ぐらいで「目の大きさが同じになった~」と喜ばれたことが有りましたが、これなども顔に現れる股関節の影響なのです。
このほかにも鼻スジの曲り、口角の片側の上り、三叉神経痛なども体の歪みの現れですから、まず体を整えてみることをお勧めします。
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