あらためて、ビッコについて。

 ビッコと言う言葉は差別的で使いたくないのですが、跛行と言う正式な名称が一般的でないために使わせていただいております。
 ご不快に思われる方には大変申し訳ありませんが、なにとぞお許しくださいますようにお願い申し上げます。

 そもそも、礒谷公良先生はビッコの研究から礒谷療法を発見、構築されました。
 先生はビッコで歩いている方の太モモの骨、大腿骨と言いますが、その骨の端と端に鉛で印をつけてレントゲン撮影してその長さを比較するところから研究をスタートしました。

 すると、脚の骨に長さの差は無かったのです。
 では、なぜ左右の脚に長短長がついてしまうのでしょうか?
 それは足の裏から骨盤の上端の長さに差ができることを突き止めたのです。
 つまり大腿骨と骨盤を結ぶ様々な筋肉や靭帯が骨盤を転移させることにより、左右の足の裏から骨盤の上端までの長さに最大5センチの差がつくのです。
 ですから、股関節矯正をお受けいただき、また体操などで股関節の角度をしっかりと安定させれば理論上5センチ差のビッコは解消できるのです。
 先生はですから、骨盤や背骨をいくら矯正しても私たちは2本足で地面に立って生活するのだから、股関節の矯正をしなければベッドから起きて立った瞬間に元に戻っていると言われています。

 ビッコの矯正は骨盤を不要に引っ張っている緊張の強い筋肉を緩め、引っ張ってしまっている筋肉に拮抗した筋肉のトレーニングをセットで行う必要があります。
 ちまたで行われている股関節矯正では、その多くが固い筋肉をただ柔らかくすることに終始しているケースがほとんどのようです。
 しかし、筋肉は必ずその働きの反対の筋肉とセットになっていますから、筋肉を緩めることと合わせて行うべき筋トレを欠かすと効率が悪いばかりではなく、効果の持続も悪くなります。

 また、こうした緊張の強い筋肉とはその人の使いやすい筋肉ともいえますので、日常生活においてその筋肉をあまり緊張させないような動作も心掛けないとなかなか根本から体の状態を変えることは難しいのです。

 と言うと、なんだか難しいことのような気がされるかもしれませんが、そんなことはありません。
 ちょっとしたルールを覚えて実践すれば、そのうち意識しないでもその動作は当たり前になってしまうものです。
 例えば、椅子に座るときにどちらかの足を引いて座る、などと言うルールです。

 そうした、ご自身の努力で10分歩くのが大変だった方が1時間、2時間と歩けるようになるのです。

 以前の勤め先では車いすで後来院された方が、努力の末杖もなくて歩けるようになって事例もありました。
 ビッコでの歩きは、短い方の脚にガクッと体重がかかってしまいますが、これによりさらに脚には長短差がついてしまいます。
 ですから、杖の使い方も非常に大切なのですが、どうしても痛みをかばうような使い方をしてしまいがちですが、これもさらに脚の長短差を広げる原因になってしまいます。

 高齢化社会の世の中で、私たちはいくつまで生きるのかわかりませんが歩くという行為は何よりも必要なものですよね。
 「老化は脚から」と言うのは本当の話です、なるべく早く歩きの問題は解決して、気持ちよくなるべくたくさん歩けるようにしましょう。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中