美術館での横歩き。

先日書いた記事で、震えは血流を良くするためだという話を当院でも患者様とお話していましたら「そういえば、寒い時も震えるんですもんね~」と、素朴な一言をいただきました。
 本当にそうですよね。
 物事はシンプルに考え、その本質をとらえるのが大事ですね~。 

 さて、もう前のことですが、私は国立博物館での展示を見た帰りにアメ横によって魚でも買いたいな~と思いながら上野に行きましたが、博物館を出ると、とてもアメ横まで足を延ばす元気が無くなってしまいました。
 そんなに歩いた記憶もないのに、高尾山に登ったぐらいの疲労感が脚に有るのです。

 理由はすぐに思い当りました『横歩き』なのです。

 横歩きが股関節にダメージになるのは分かっていましたが、こんなにはっきりと実感したのはこの時が初めてでした。

 こんなに股関節に負担になるんだと思うと、プールのウォーキング教室で横歩きをしてしまい股関節が痛くなった変形性股関節症の患者様が以前いらっしゃったのも、納得です。

 今日この話を書こうと思ったのは、やはり患者様で、伊藤若冲展に行かれた方が股関節痛になられたので、皆様にもぜひご注意いただきたいと思ったからです。
 
 展覧会などでは特に混んでいると、延々長蛇の列に並び、流れ作業のように少しずつ横へ移動しながら絵を見ていく形になりますよね。
 
 股関節はそういう動きもできるように作られてはいますが、もともと正面に向かって歩く機能がメインですから、例えば足首でも横へはあまり曲がりません。
 筋肉も横へ開くためにはモモの外側の筋肉をメインに使わなくてはいけなくなりますが、モモの外側の筋肉はおしりの大きな筋肉につながっているために使用するとエネルギーロスも大きくなり、疲労度が増すのではないかと考えています。

 とくに股関節疾患がおありになる方はすでに筋肉のバランスが悪くなり、そのアンバランスにより股関節が引っ張られて股関節の角度異常が起こっているので、横歩きのような特定の筋肉のみに大きな負担をかけ、さらに膝関節や足首の関節のクッションが使えない歩き方は絶対にやるべきではありません。
 もろに股関節の負担になってしまうからです。

例えば野球選手のリードや卓球選手の様な横移動の多いスポーツは、横移動だけではなく脚全体の筋力の強化と、股関節、膝関節、足首の関節の柔軟性を高めて事故、怪我の無いように競技を楽しんでくださいね。

 

 
 

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