腰痛。 その痛みの正体。

 ちょっと前の日本医師会雑誌である整形外科の先生が『日本国民の訴える症状のうちで腰痛は9.3%を占める』と言われてるそうです。
 ほかの症状、病気を引き離してトップ独走だそうです。
 さらに、65歳以上の方には20%以上で起こっているらしいので、なんと5人に1人の割合だというからかなりの確率ですね。

 そもそも、腰痛はなぜ起こるのでしょう?

 事故等の外傷以外の原因としては、ほとんどの人が姿勢性のものと言えると思います。

 腰痛は、立ち方、座り方でしっかり癖付いてしまった左右差、O脚やX脚で起こる前後差、そしてそれらのコンビネーションで起こるのです。

 左右差で起こる顕著な例は椎間板ヘルニアですね。
 骨盤が左右に歪むことにより背骨が左右にたわみ椎間板が突出して神経に触るというケースですね。
 しかし、ヘルニアでも、ぎっくり腰、脊柱管狭窄症、腰痛症でも大体はこの左右差に前後差の複合型で起きていることが多いのです。

 ではどうして高齢な方に多く腰痛が起こるのでしょうか?
 
 それは、長い間偏った生活習慣・癖で生活してきたからと、筋肉が弱くなった事により発症の確立が上がってしまうのです。

 そもそも「痛み」とは、筋肉疲労において身体が血液により疲労物質を取り除こうとするために、血流を良くするためのプロスタグランジンという血管拡張物質を発生させるのですが、その物質が発熱させたり痛みを作る働きもしているのです。

 前回も紹介しました安保先生も「体をよく使った日の翌日に起こる筋肉痛を考えれば、痛みがなぜ起こるか理解できるでしょう」と言われています。
 

 本当に人間の身体はよく出来てますよね~。

 痛みが有れば休息を取り、副交感神経を優位にさせ血液をどんどん流して修復を早めると言うのが本来身体が求めている事なんですよね。

 しかし我々が行うことは、炎症を起こしていれば冷やす、痛みが有れば消炎剤で痛みを消す、と言う対処療法に終始してしまいがちです。

 膝にたまる水なども同じように体の自己修復作用なのですが、病院で水を抜いてもらう、と言うな処置が一般的ですが、痛みどめも一過的に使用するのはしょうがない場合もありますが、だいたいそれでいいことにして問題を先送りしていることが多いのではないでしょうか?

 そして先送りにした問題が少しずつ大きくなり、「もうごまかせませんよ~、どうにかしてください~!」と叫んでいるのが今の状態かもしれません。

 だとすると今するべきことは、『問題の本質をきちんととらえ、問題を起こしている根本を治す』という事になります。

 それは、弱くなってバランスを欠いた筋肉を見極めて鍛えるという事と固くなってしまった強い近筋肉を緩めることによりバランスを回復することなのです。

 これは年齢にかかわらず、ご本人のやる気さえあれば毎日コツコツできる事なんですよ。

 先日も当院最高齢の患者様(93歳 女性)がゴルフで痛めた腰から背中にかけての痛みを1カ月でほとんど取り除かれました。

 多くの方が、「年齢になれば痛みが無い人のほうが少ないんだからしょうがない」、「年なんだから当たり前』などとおっしゃいますが痛みには原因が有ります。
 それは身体からのサインですから、しっかりと受け止めて治さないと、その歪みは次には内臓の疾患に発展してしまうこともあるんです。

 

 
 
 

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