ボディ・マッピングと当院の考え方の似ている所と違い。

 私たち整体関係でも色々な考え方が有ります。
 
 気の流れが健康を作る、骨格を正す、ふくらはぎを揉む、リンパの流れを正す、緩める、鍛える、アメリカの物、日本の物数えたらきりがないぐらいあります。
 そして最近は高齢化社会や西洋医学一辺倒への懐疑などもあり、毎日のようにテレビや雑誌でそれらが紹介されていますよね。

 その中には、それはまずいだろと思うものも少なくありませんので、気が付くとこのブログでも注意をお願いしています。

今日は、最近私が読んだ本でボディ・マッピング(バーバラ・コナブル エイミー・ライカー著  春秋社刊)と私が行っている矯正の考え方の似ている所と違いが面白かったので紹介したいと思います。

そもそもこのボディ・マッピングとは、身体の地図帳と呼ぶ、自分の脳の中にある、自分の身体に対する認識(身体の地図帳)が自分の身体の動きを決めているという考え方で、アレクサンダー・テクニークから出てきた考え方の様です。

 文中で紹介されているある女性の場合なのですが、①犬の散歩の後 ②大学での講義の後 ③庭仕事の後 ④朝起きた時 ⑤コンピューターで仕事をした後に痛みが強くなるという事例に対して、実際の仕事をしている姿勢などを観察して、この女性が『後ろへ・下へ』体を引き下げる姿勢を取る事を見出し、彼女が自分の正中線を実際の線より後ろに感じていることを指摘し、解剖図などで明確に正しい位置を把握するように促して、脳の中の地図を書き換えていくと言う自力の作業を補助する形で彼女を癒していくのです。

 つまり、どこかで彼女は地図を間違えて脳に刷り込んだことによって姿勢が悪くなり痛みが起こった、と考える訳ですね。
 ですから、彼女が自分で自分の身体のどこに間違いがあるのかを探して修正するという行為を繰り返していくのです。

 私ならばこのケースであれば①歩き方が悪い ②立つ姿勢が悪い ③股関節を開きすぎている ④ベッドが悪い ⑤座る姿勢が悪いと考えます。

 多分③以外はボディ・マッピングの方と同じではないかと思いますが、これらの事により私は最初に猫背を疑います(これも同じですね、後ろへ・下へ、と言う表現で猫背を言っているのだと思います)。
 私はこの猫背は骨盤が後傾したことにより起こっていると判断し、さらにそれは股関節が開きすぎているからと考えを勧めていくところで考え方に違いが出ます。

 ですから私がこの女性に対して行うアプローチとしてはこの股関節を開くように引っ張っている筋肉を緩めるような股関節矯正をして、その筋肉を緩める体操、拮抗する筋肉を鍛える体操をご指導して、さらにその筋肉に緊張を起こさないような立ち方、座り方、歩き方をご指導させて頂き、また寝具や枕もお身体に合っているのかチェックをし、必要であれば変えていただくと言う事になると思います。
 
 ただ私の場合は、筋肉・骨格を変えれば自分の身体に関する意識も自然に変わると考えている所が有るので、このボディ・マッピングの様にクライアントさんが自分で自主的に身体の各パーツの意識や理解を促す考え方は大変勉強になりましたので、自分なりに消化して臨床に活用したいと思いました。
 
 ちなみに、この本の中に合った質問ですが、『うん』と前方にうなずく時と、『いいえ』と首を横に振る時では首の動いている場所は同じでしょうか?違うでしょうか?

皆さんもご自分の首を動かして感じてみてくださいね。

この本にはDVDも付いていて身体の使い方などに興味がある方なら楽しめる本だと思います。
アレキサンダーは音楽家にも支持されていますよ。

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