人工関節置換手術後のリハビリに。

 変形性股関節症などの股関節疾患は痛みも伴いますし、動きが制限されて生活のQOLが低下してしまうので、人工関節に置換する手術を受ける方も多くいらっしゃいます。
 また、骨切り術、骨とう回転手術などの自分の骨を手術によっていい状態にする手術もあり、変形の度合いや年齢などを合わせて総合的にお医者さんが判断するようです。
 

 しかし、どちらの手術にしましても股関節周りの筋肉はそのままの状態ですから、きちんとしたリハビリを行わないと元通りならいいのですが術前より状態が悪くなってしまう事も有ります。

 先日もある患者さんが「私の友人でせっかく人工関節の手術をしたのにだんだん悪くなって、最近では車いすになってしまったのよ」とお話されていました。
 
 基本的に変形性股関節症になる方は、先天性股関節脱臼、臼蓋形成不全などの疾患や事故などにより股関節が内に捻じれることにより発症するケースが大変多いのですが、手術ではこの、内に引っ張る筋肉の緊張がよほど強い場合はこの筋肉の一部を切断するらしいですが、通常は筋肉はそのままなのでリハビリでこの筋肉の状態をきちんと整えてあげなければいけません。

 しかし、手術後はモチベーションも高くしっかりやっていたリハビリも1年、2年経つと気持ちが弛みあまりやらなくなってしまう方も多いのではないでしょうか?
さらに、股関節の角度の理解が無い場合はリハビリの運動も的を外れたものになるケースが大変多いのも事実です。

リハビリされている方で、左右同様の運動はされていませんか?

拮抗している筋肉の両方を鍛えてはいませんか?

せっかく手術したのに生活がしづらくなったりはしていませんか?

せっかくご本人が一生懸命運動をされても、QOLが低下していませんか?

その方の股関節に内に捻じれれるクセが有るのなら、その内に捻じる筋肉を緩め、そのうち捻じれに拮抗する筋肉を鍛えていく事が股関節角度を安定することになりますが、内に捻じれる筋肉も一律に鍛えてしまったり、内に捻じれることにより引っ張られた結果にのみアプローチをするなど、ますますバランスを崩す運動を指導されているケースもあるように見受けられます。

股関節疾患の方だけではなく、多くの患者さんに「~さん、手の付き方が違いますよ~」とアドバイスをすると「何で、こんな風に手をついてしまうんでしょう?」と言われることがあります。
それは全てご自分の筋肉のクセなのです。
無意識の行動はすべて筋肉のクセなりに動いているのです。

ですから、まずは筋肉、骨格的に正しい無理のない動作とはこうだ、と身体に覚えこませ、筋肉の状態を変えていくために意識的な動作が必要になります。
そして、意識を使わなくても正しく身体が使えるように、体操で肉体改造をして、気をつけなくても正しく身体が使えている、と言う状態を目指すのです。

ですから、股関節疾患、及びそのリハビリに取り組まれている方は、まずご自分の股関節のクセを知り、その修正方法を学んでいただきたいと思います。

 

 

 

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