おおまた歩きの弊害。 外反拇指痛、股関節痛勃発!

おおまた歩きをした時の後ろ足先が開いてしまっている。

おおまた歩きをした時の後ろ足先が開いてしまっている。

 これもNHKのためしてガッテンでやったんですね。
 
 先日ご来院いただいた患者様がこのおおまた歩きを実践していて外反母趾が進行して痛みが出て、股関節にも痛みが出始めたと言う事でした。
 歩き方を拝見すると、写真の様に大きく一歩を出したときに股関節にそこまで可動域が無いために後ろに残った足先が開いていました。

 この患者様は臼蓋形成不全による先天脱臼がおありになったので、股関節の可動域が少し狭くて脚に捻じれが有ったためにこのように足先が開いていたのです。
 そして、歩行時に外荷重のまま脚を蹴り出していたために外反母趾が進み、さらに股関節が捻じれて股関節痛まで起こってしまっていたのです。

 確かにX脚系の方はおおまたで歩くと股関節が開くのでいいトレーニングにはなるのですが、その場合はどちらの足から出して、どう出して、どう蹴り出してときちんとした理解が無いと良い歩きにはなりませんし、いい歩きでなければやるだけ良くない結果に結びついてしまいます。

 確かに大またで歩けば筋肉の負担を増やし燃焼カロリーを高めたり、腰を捻じればいいプロポーションにも有効かもしれませんが、それ以前に身体を壊してしまっては仕方ありませんよね。

 さらにこのおおまた歩きは股関節を開くので世の中のほぼ90%の人には適さないと言えます。
 それは90%の人がO脚系つまり開く方が得意な筋肉をしているからで、この筋肉の人には股を広げるより閉じる筋肉を鍛える必要があるのです。

 これは多くの健康法で勘違いが起こっていポイントですが、開けばいいというもんではなくあくまでバランスが大切と言う事なのです。

 ですからこの方には今後きちんとした歩行のトレーニングを積んでいただくつもりです。

 私の先輩の先生は「物をまたぐな!」と患者様によく注意をされていらっしゃいます。
 これは、大またで歩くと股関節がずれ易い事を熟知しているから言えることですし、股関節を整えると言う事はそれだけ意識的に生活をする必要があると言う事を象徴している注意ともいえると思いますが、バランスを整えるというのはそうした意識も必要なのです。

 さて少し話は飛びますが、ヨガや自彊術は、その進歩の目安に『股が大きく開ける』と言う事を使いやすいと思いますが、これもバランスを崩してしまいやすいので注意が必要です。
 インドや日本でそれらの健康法がつくられた時代の人々は我々より毎日どれだけ多く歩いていたでしょう?  どれだけ体を使って生活していたでしょう?
きっと生活自体が肉体労働の連続だったと思います。
 そうした人たちが身体を柔らかくする必要を感じて編み出した方法と同じにやってはたして同じいい結果が得られるのでしょうか?

 私たちの時代に合わせてたやり方を考えていく必要があると思うのですがいかがでしょうか?
 私は結局、左右、前後、柔剛、強弱と言うバランスが大事なんだと思います。

 

 
 

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中