股関節疲労症候群?

この言葉を聞いてどう思われますか?
股関節が疲れてる?
何だか分かったような分からないような~。
 
ある整形外科の先生の作られた用語だそうです。
 先生によると股関節臼蓋形成不全の人にあらわれると予想される心身の不調を指す言葉だそうです。
 紹介されている具体的な不調は、肩や首のこり、背中の張り、腰痛、外反母趾、生理不順、目の疲れ、不眠、うつ状態などとなっています。

 この原因を先生は心身のストレスと言う言葉で説明していらっしゃいます。

 確かにそういう一面もあるでしょうが、それだけではうなずくのは難しいと思うのは私だけでしょうか?

臼蓋形成不全の股関節の特徴は、『内に捻じれる』、『可動域が広い』、そしてそれらの理由により安定しづらいと言うような事を感じます。

ですから、日常生活でのクセ、例えば椅子に腰かけたときに脚を組む等の習慣で左右の股関節の角度に大きな差がついてしまい、それにより骨盤が歪み、背骨が湾曲するという身体の歪みが発生しやすいと説明する礒谷公良先生のお話は具体的にイメージできますし、その治療方法も理論的で簡単で効果も高いと感じます。

例えば、上の例ですと臼蓋形成不全の方が右足を上にいつも足を組んでいたとすると、右の骨盤が前方に回旋して左足にいつも重心をかけやすくなります、もともと可動域が広く関節が内に捻じれるクセが強いので左脚の股関節がますます内に捻じれてしまいます。
そしていつも体重がかかる脚が左脚なら右脚が長くなるというのが磯谷先生の理論ですから、そこから起こるトラブルは左の肩こり、左の首のこり、呼吸器の問題、循環器の問題例えば不整脈、狭心症、左目の疲れ、パニック障害などが起こりやすい状態になりますが、これは重力下での単純な重さのバランスの問題で起こってしまうと説明できます。
この左右差、つまり側弯による問題に、前後の歪みである猫背、前肩、ストレートネックなどの問題がやはり股関節の角度から起こり、複雑に絡み合います。

ですから、もしこれらの症状に合わせて対処療法をしてしまうと、キリ無く次の症状、次の症状と追いかけっこをする羽目になりかねませんが、これらの問題には股関節の角度を起因としたキチンとしたつながりと必然が有りますから、その原因をストレスと大雑把なくくりにすることには抵抗があります。
 
 もし私が股関節臼蓋形成不全によるトラブルに名前を付けるなら、「股関節角度異常により必然的に起こってしまう身体のトラブル症候群」もしくは「股関節疾患を原因とする身体の力学的アンバランスに起因する身体のトラブル症候群」と言うでしょうか。

 長ったらしくて誰も使ってくれなさそうですね。

 要は名前より大事なのはきちんと股関節を保存して、変形性股関節症に発展させてしまわない事です。
 そして、もし変形性になってしまっている方なら、それ以上症状を進行させないように保存することが大事なのです。
 この先生も保存療法に熱心に取り組まれていらっしゃるいい先生だそうですが、ようは痛みや生活に制限がなくQOLが低下しない様にすることですよね。

 

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