正しい所作(身のこなし方、振る舞い)の、正しいとは?

最近、日本の所作に学ぼう、とか、江戸所作等の様に所作と言う言葉を耳にする機会が増えているように思います。
私の子供の頃は姿勢が悪いと背中に物差しなどを入れられ悪い姿勢を戒められたり、敷居を踏むと怒られたり、立って障子を開けるなとか、いろいろ当時はうるさいな~と思うような所作に関する注意を受けましたが、最近はあまりそうした事もうるさく言わなすぎた反動でもあるのでしょうか?

私は最近特に、こうした所作が実は身体のためにも良い事なんだという認識を深めています。

日本人の美意識は自然な物を美しいとする感性にあふれていますが、この所作に関しても同様なのです。
身体に無理が無い=重力に逆らわない=健康でいられる・健康になる、と言う図式が成り立つわけです。

では、痛みが有る方はどうでしょう?
膝が痛い方、股関節が痛い方、痛みの有るそうした方々の動き方を拝見していると、痛くなるように歩いてるな~、と思う事が大変多いです。

こう言うと「痛いんだから仕方がないじゃない!」とおしかりを受けそうですが、私の言わんとしている事は、「その逆です」と言う事です。

多くの動作の中で痛みをかばう事、痛みから逃げるような動きの多くは逆に身体に負担をかけてしまい、その動作により痛みをさらに作ってしまうと言う事なのです。

例えば、階段を降りる時に膝が痛い方は、ものすごく痛いんだろうな~と一目見て分かる特徴的な降り方になっていることが多くあります。

膝をあまり曲げたく無いので、つま先からそろりそろりと足先を手すり側に斜めにして、身体も同方向にハスにして手すりにつかまり降りられる様子は、見ていてお気の毒になりますが、この動作の中に痛みを作ってしまっている要素が何点か含まれているのです。

そもそも、関節の痛みの多くは骨と骨の合わさるべき面がずれてしまっている所によっておこることがほとんどです。
ですから、そのずれがどうして起こっているかを調べれば、どのように動作をしたらそのずれが無くなるのかが分かるのです。

そして、このズレを作ってしまったのは多くの場合ご自分の身体を使うクセによるのです。
体重がいつも同じ脚側に掛かっている、足先が開いている、右打ち、右投げなどの様な偏った運動をしている、いつも仕事中右に片寄った座り方をしている、そうした癖が筋肉の偏った癖を作り、その筋肉が骨を引っ張り関節の面がずれるのです。

当院では、この様な考え方から、膝や股関節に痛みが有る方だけではなく皆様にこうした身体に無理が無い、痛みを作らない所作をご指導させて頂いています。

階段を降りる時にいたい方には、実際階段を下りていただきどこがいけないのかをご指摘させて頂き、練習をしていただいております。
歩きや立ち方、座り方、どうして現在の状態になってしまったのかご理解していただきす。
せっかく、時間とお金を使い整体を受けていただいても、又動作を間違えて生活をしていればすぐに元どうりの状態に戻ってしまいます。

ですから、まず①自分のクセに気づけるようになる
② ①で気づいた癖を自分で治せるようになる
③その癖を作ってしまった筋肉を作り替える

このようなステップを実践するから根本から治療が出来、同じ問題を繰り返さないで済むのです。

ぼちぼち、痛みを無くすだけの治療ではなく、ご自分の健康問題に真摯に取り組んでみませんか?

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