姿勢反射障害・・・・身体の硬さをつながりで緩める。

体が傾いたときに、健常人は重心を移動してバランスを取ります(姿勢反射)。
それでも耐えきれないときは、足を踏み出して転倒を防ぐ(立ち直り反射)。
こうした、姿勢の立て直しが出来なくなる症状を『姿勢反射障害』と呼ぶようです。

 この姿勢反射障害が起こる代表的な疾患としては、パーキンソン病があげられます。
パーキンソン病では後方から押されると、一本の棒の様に前につんのめってしまい、転倒することが有るようです。
 これには神経、聴覚器官、視覚器官、首の関節などの緊張等の問題が上げられていますが、ここではそうした問題とは別に私の臨床の中で感じた『身体の硬さ』について書いてみたいと思います。

それは、こうした症状が有る方は、『身体が硬く、身体に遊びが無いと言うような状態』であることが多いと言う事です。

アメリカで筋膜のつながりを証明するために行われた解剖から作られたアナトミートレインと言う本が有りますが、その本では筋肉をくるむ膜である筋膜は、色々と繋がりあい、あたかも電車の路線の様に身体全体を走っている、と説明しています。

私はこうしたつながりこそ、姿勢反射を行っくれる機能と考えています。

例えば、左脚でつまずき転倒しそうになった時、転ばない様に自然に右手を後ろに振り上げてバランスを取って、転倒を防ぐ、という様なイメージです。

左前に身体が傾く重さに対して、右手が後ろに行き前後の重さのバランスを均等にすることにより転倒を防ぐと言うことですね。
先ほどののアナトミートレインで言うと、これは実際左脚の外側から胸の前を反対側に横切り右手につながる筋膜のつながり、ラセン線と言う名称で紹介されているつながりが、この動きを自然に作っているのではないかと考えています。

つまり、身体全体が硬くなってしまっていると、こうした身体の各パーツを総合的に動かす機能が働けないのではないでしょうか?

ですから、こうした姿勢反射障害が有る方の矯正は、筋肉を緩めてこうした『つながりの機能を回復』させることが一番になると考えています。
 そして、そのためにはつながりの中に遊び、緩まりを作りたい訳ですから、やはりつながりの中で一番強い筋肉を緩めていかないとロスが大きくてなかなか矯正が進みませんので、やはり脚の筋肉の状態を改善するのがその治療のポイントになると考えております。

 さらに言うなら、その遊びを作るためには筋肉だけではなく、骨格も動かしていくわけですから靭帯も合わせてストレッチしていく必要が有ります。
 当院では礒谷先生が考えられたストレッチを行う矯正にヨガなどのアイディアも加え、全身のストレッチを行い身体全体を緩めていきながら左右前後の差を無くして靭帯・筋肉を緩ませて機能回復を目指します。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中