跛行(びっこ)・歩行困難どうして起こるの?   股関節角度が原因!

 これは、非常に多くの原因が考えられます。
 先天的な股関節の疾患、後天的な事故や病気によるもの、脳梗塞の後遺障害の様な神経の麻痺、パーキンソンの様な神経伝達物質の問題、筋肉が弱くなってしまう病気、脊柱管狭窄症やヘルニアの様な痛みが強くて歩きをかばってしまう場合や痛みが強くて歩けなくなり筋肉が弱くなってしまう場合。
 礒谷公良先生はこのような問題の根本原因として股関節の角度に着目しました。

 この股関節角度と言う言葉は一般的になかなかなじみが無い言葉ですが、最近はテレビや雑誌で健康関連の物が非常に多いので「猫背は良くない」、「O脚は良くない」、「前肩は良くない」、「正しい歩行とは・・」など様々な問題が取り上げられておりますが、その根本問題こそこの股関節角度になるのです。
 
 これは西洋医学にも全くない概念になるので、股関節疾患でレントゲンを撮られた方にも、この説明は、ほとんどないようです。

 基本的に股関節の動きは
①内転・・脚を自分の中心軸に近づける動き
②外転・・脚を自分の中心軸から離す動き
③内旋・・脚を内に捻じる動き
④外旋・・脚を外に捻じる動き
⑤屈曲・・脚を曲げる動き
⑥伸展・・足をのばす動き
この6種類の組み合わせで起こり、この角度の組み合わせを股関節角度と呼ぶのです。

そして、この股関節角度が骨盤から足の裏までのいわゆる『脚の長さの差』を作ってしまうのです。

 またこの時非常に大事な問題は、この太ももの骨と骨盤を結ぶ筋肉の働きにより骨盤自体も転位、動くと言う事です。(顕著な例は脚の外転により骨盤が後方に動き、それが猫背を作る、と言う様に股関節の角度が全身に関係してきます)
 そしてその動いた骨盤と脚の骨との関係を股関節角度と言う訳です。

そして、これらの筋肉の中のどれかが強くて、どれかが弱いとか、どれかが縮まっている、と言う事が多くの跛行や痛みの原因になっているのです。

 では、なぜこれら角度がいい状態で保てないのでしょうか?
 それは、例えば椅子に座る時に脚を組む、ソファーで背中を丸めてテレビを見ている、スポーツでいつも右打ちをしている等の生活習慣によるもの。
 先天的な疾患である臼蓋形成不全の場合は、骨盤の受け口側の足の骨が治まるところの淵の骨をしっかりと押さえる部分の発育不全により、股関節角度が内旋し易くなってしまう。

 こうした理由で筋肉にアンバランスな状態が生まれてしまう訳です。
 ですから、こうした問題の解決には日常生活の注意が必須になるのです。
 こう座りましょう、こう歩きましょう、寝ている時には紐で脚を縛りましょう、体操で筋肉を作り替えましょう、と言う風にです。
 でなければ、長い年月その筋肉の状態で過ごしてきたものを根本的に変えることなど不可能だと思います。(一過的に楽な状態を作っても、根本解決の問題を先に延ばせば伸ばすほど年齢による筋力低下、体力低下を考えると問題は深刻にならざるを得ません。 股関節が内旋していると内股にある下肢の動脈を圧迫して脚の筋肉の発育が悪くなるケースもあります。 股関節疾患などの方は左右の太ももの差が大きくなることが多いです)
 
 公園では皆さん朝からウォーキングをがんばっていらっしゃる方を多くお見かけしますが、きちんと歩かれている方は10人のうちにお1人いらっしゃるかどうかです。 (私の言うきちんととは、ご自分の弱い筋肉を鍛え、強い筋肉を弱めるように歩き、さらに左右差を解消するように歩くと言う歩き方を指します)

 少々ややこしい話になりましたが、ビッコ、歩行困難の多くの原因は股関節の角度に有ると言う事です。

 私は、イソガイ療法の理論の上にMUSUBI・BODY・EDUCATIONとして歩行トレーニングや日常生活チェックリストなどで歩行の改善を目指しております。

 
 
 

 

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