痛みはいやだから、ありがたい物? 痛みの本質を考えましょう。

 痛いのは多くの方にとって嫌なものですよね。
 しかし、だからありがたいものでもあります。
 それはよく言われることですが、痛みは身体の不調を教えてくれているサインだからなのですが、その痛みの中でも特に骨格、筋肉的な痛みはダイレクトにそう感じます。
 西洋医学的には、痛みは『炎症や刺激による痛みである、侵害受容性疼痛』、『何らかの原因により神経が障害される事による痛みを神経因性疼痛』、『心理・社会的な理由によっておこる痛みである、心因性疼痛』の3種類に分類され、実際はそれらの複合型などで起こっていると言われているようですが、こうした分類をしても結局きちんとしたその原因が不明のまま治療で痛みだけを取り除くという様なパターンを耳にしますがこれはいかがなものでしょう?

 痛みを取り除くことは大事ですし、一番に考えなくてはいけない最優先事項であることは当然ですが、やはり『組織障害の警告』と言う本義を考えると、きちんと『どうしてこの痛みが起こっているのか?』と言う事を根本から把握して治療をしないと問題が進行してしまう事が多くあるのではないでしょうか?

 このケースは侵害受容性の疼痛に分類されるものだと思いますが、変形性股関節症での股関節痛では、股関節の角度が正しい状態で接触していないことにより痛みを感じます。
 この痛みの有る方が、例えば床から立ち上がる時に椅子などにつかまらないと痛くて立ち上がれない時は、痛い角度に体重を乗せてしまうから痛みが出るのです。(関節に炎症が有り、何をやっても痛いと言う場合を除きます)
 ですから、股関節の角度が正しい状態で足に体重をかければ痛みを感じずに済むのです。
 そして、この痛みの無い状態を続けることにより(ガイドにして)関節角度を正しい位置に保つことにより、変形の進行を止め、関節可動域をなるべく大きくし、最終的には軟骨の再生まで目指したいのです。
 
 つまり、『痛みを無くす事=根本からその原因を改善すること=QOLを向上させること=未病を防ぐ』を目指す訳なのです。
 ただ、そのためには筋肉を鍛える部分などご本人の努力も必要となります。
 それは、ご自分の骨格を正しい位置に保つためにはバランスのいい脚・腰の筋肉が必要になるからです。
 とは言え、そんなに厳しいエクササイズを行っていただくわけではありません、当院では90歳代の方もにも、お取り組み頂いているぐらいですからご心配はいりません。
 ぜひ、根本からその痛みに向き合い、根本からの問題解決に目を向けてみてください。

 
 

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