股関節疾患の方の筋トレ。

 股関節に痛みが起こり、まず病院で受診されると、例えば『変形性股関節症です」と病名を告げられます。
 当然、患者さんはその病気に対して『どうすれば治るのか? そもそも治るのか、治らないのか?』、『とにかく、今ある痛みを取り除いてほしいのだけど、どうすればいいのか?』という様な質問をされますよね。
 そして、それらに対する答えは「変形性股関節症は一度発症してしまうと、治る事は有りません。 今の変形の程度だとご自分の骨を使う手術が間に合いますから、その手術をお勧めします」となるか「人工関節に置き換える置換手術が必要ですが、人工関節の耐用年数的に、今のあなたのお年だと、今手術すると80歳代でもう一度手術が必要になりますから、あと10年ぐらいうまく保存しながら様子を見ましょう」と言うような判断を告げられることになる事が多いようです。

 ただ、この保存するのはいいけど、「痛みに関してはどうすればいいのか?」と言う事に関しては、「あまり足に負担をかけないようにしましょう」とか「痛み止めを処方しますから痛む時に飲んでください。 筋肉が痛むときは湿布薬を貼ってください」、「水中ウォーク等もせっきょくてきにやってみてはいかがでしょう」と言うようなお答。
 そして少しリハビリ的な事をやられてるところですと、この運動をやってくださいと、数種類の体操の表をもらったという方もいらっしゃいました。
 最近では、少しづつこの保存に関して研究をされてテレビなどでも紹介されている『貧乏ゆすりで軟骨を再生しましょう』などと具体的な体操を指導される例もあるようです。
 ただ、そうしたやり方もきちんと股関節の状態を把握してお一人お一人の足の向きや、左右差なども含めどこをどうして鍛えるという様な説明を受けたという方のお話は聞いたことが有りません。
 私はやはり股関節疾患が有ろうが無かろうが、本質的に生き物として「脚の筋肉は命ある限り、しっかり使えるだけは鍛えておかなければいけない」と考えています。
 とそして、特に股関節や下半身に痛みがおありになる方は、どうしても生活の行動範囲が狭くなり、歩く機会が減ってしまい脚力を落としてしまいがちですが、これはとても気を付けなければいけない事ですが、トレーニングにも良いもの悪いものが有りますのでご自分に最適なトレーニングを選ばれるようにしてください。
 私が思う股関節筋トレの良し悪しを下記に列挙したいと思います。

 ①水中ウォーク・・・痛みが強く陸上で歩くのが困難な方にはいいと思います。
             ただ、水の中で胸までつかると、脚にかかる体重は30パーセントにしかなりませんから、陸上で生活する私たちにとっては
             やはり陸上の重力の中で歩きをした方が効果的です。
             また、お教室的な所だと、横歩きをするところが有るようですが、股関節に横歩きはもってのほかです。   
②内転筋の筋トレ・・クリップ状のばね式のトレーニング器具や小さいゴムボールを股にはさみつぶすように力を入れる。
             股関節に開く癖が有る方には有効ですが、左右差をつけるのが難しいです。
③外転筋の筋トレ・・椅子などに座り、ももにゴムバンドなどをかけ外に開く力を鍛えるもの。
             股関節が開かないタイプの方にはいいのですが、左右差が難しい。
④貧乏ゆすり、椅子に座っての足振り、うつぶせ寝で脚を上げる・・脚にはお一人お一人にクセが有りますが、両足均等の運動、又は足先など                               の向きに指導が無いものは、たまたま会う人にはいいのですが、皆さんに良いとは限りません。
⑤歩行トレーニング…非常に大事ですが、左右差を含めてきちんとした、その人に合っている指導が有るかどうかがポイントです。
              下手に歩くと痛みが増すばかりか、股関節の状態も悪化させてしまいます。
こうしたところでしょうか?

 要は股関節の筋トレは、個人個人にきちんと必要な筋肉の強化を図りつつ、それがきちんとした歩きに繋がっていく事が大事な事だと思います。
 そして、そのバランスの良さが関節の動く範囲も広くしていってくれると考えています。

 最後に私が最近筋トレをやる時に、怖いなと思うのがコレステロールを下げる薬です。
 身体が必要としているコレステロールを薬で下げてしまうために、身体が必要なコレステロールを取り出すために筋肉を破壊してしまうと言う副作用が有るようで、この薬を飲まれている方の中には、筋トレしても、あまり筋肉が強くならない方がいらっしゃるように感じています。(もしくは筋トレにより痛みがあちこちに出てしまう。 間違えた筋トレなら痛い場所は基本的に一定ですし、痛みが起こる法則が有りますから、痛みをコントロールすることが出来るのですが、それが効かないケース)
実際、この薬を飲まれている方で、杖をつかれていて肩周辺の筋肉の断裂を起こされた方、ガレージを上げようとして腕の筋肉の肉離れを起こされた方がいらっしゃいました。
 コレステロールの値は年齢と共に上昇し、少し高めの数値の方の方が長生きとも言われておりますし、基本的に食べ物と運動との関係でうまくバランスを取っていかないと、薬にはこの様な危険もあると言う事を是非研究してみてください。
 そして、お身体に合った効果的な筋トレで、しっかり足を鍛えてください。
 
                                 
             
 

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