脊柱管狭窄症の方の腰の特徴についての私見。

 そもそも脊柱管狭窄症は、骨盤のすぐ上の腰椎と呼ばれる背骨の下の方の骨の周辺の筋肉が非常に硬くなっていて、その筋肉の緊張で骨自体が引っ張られて、背骨の中の神経の通り道である脊柱管が細くなっていることが原因で、神経が圧迫されて歩いていると痛み痺れと表現されるような不快感で歩けなくなり、しばらくお休みすると歩けると言う間欠歩行と言われる症状が特徴の疾患です。

 私は臨床例の中で、脊柱管狭窄症の方には、運動、武道、芸事をやられていたり、姿勢を良くしなくてはいけないようなお仕事をやられていらっしゃる方が多い事に気が付きました。
 何百と言う症例がある訳では無いので、たまたま偶然かもしれませんが、この疾患の方が気を付けることのヒントになればとの思いで書いてみます。
 スポーツでは俊敏に動く必要から前傾姿勢を作る事が求められます。
 武道、芸事でも背筋を伸ばす事を求められます。
 もちろん良い姿勢を保つことは大事な事です。
 しかし、多くの方は猫背なのです。
 猫背は骨盤が後傾と言い、後ろに倒れてしまう事により背骨が後ろに倒れ、背骨の上部では前後の重さのバランスを保つために前にたわみ、顔や肩が前に突き出す姿勢の事ですが、特に股関節に疾患がおありになる方や、特殊なトレーニングをされた方でなければ、ほとんどの方が程度の差こそあれこの猫背なのです。
 そして、脊柱管狭窄の方もベースにはこの猫背が有るのですが、先ほど書きましたように、運動や芸事での要求で背筋だけを無理に伸ばしているケースが多いのです。
 分かりやすく言い方を変えると、つまりこうした方々は骨盤が寝ていて猫背になっているのに骨盤を起こさずに、背骨だけ真っ直ぐに、力を入れて引き上げていらっしゃるのです。
 つまり、骨盤が後傾していて背骨が後ろに引っ張られる緊張が有るのに、さらにそこに背骨を引き上げる緊張を重ねていらっしゃるのです。
 ダブルパンチになっている感じですね。
 
 ですから、治療は骨盤を立てるようにする事と、腰にある無理な緊張を入れる癖を無くす事により行う訳です。
 また、腰に無理のある歩き方、腰に負担をかける動作も慎まなくてはいけません。
 こうしたトータルな治療計画で少しづつ痛みが遠のき、歩ける距離も伸びてくるのです。
 
 
 
 
 
 
 

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