人工関節手術後のリハビリの大切さ。

 今までにも人工関節の事は書いたことは有りましたが、改めてその術後のリハビリの大切さを感じました。
 股関節にしろ膝関節にしろ、人工関節への置換手術を受けられると、初めのうちこそ真面目にリハビリに取り組まれるのですが、安定すると何となく気持ちも緩み、痛みが無ければもう大丈夫と、リハビリを止められてしまう方がほとんどではないでしょうか?

 それまでの痛みや、不自由さから楽になり気持ちがあまりリハビリに向かないのは良く分かるのですが、もったいないです。
 せっかく手術して自由度の高い関節を手に入れたのですから、その状態をさらに良くして、関節の寿命も長くなるように関節の周りの筋肉の状態を良く保つようにほんの少しの努力をされることをお勧めいたします。
 
 まずはじめに考えていただきたいのは、「なぜ、手術が必要になったのか?」と言う事です。
先天的な股関節疾患である、臼蓋形成不全や先天性脱臼がおありになり、ある年齢で股関節が変形してしまったという方が多いのではないかと思いますが、そうした股関節に疾患が有ると言うのはどういう状態なのでしょうか? 
 股関節は、全動関節と言い、あらゆる方向に動く様にデザインされている関節ですが、いわゆる股関節疾患では、それら動く範囲が特定の箇所で制限されているのです。
 外に開きづらい、内に曲げづらいなどというようにです。
 それらは、つまるところ筋肉のクセで起こるのです。
 そして、筋肉のクセは骨を引っ張ってしまい、合わさるべきところでないところでない部分で骨と骨が合わさってしまうと言う事が起こり、それが骨を変形させてしまうのです。
 さらにそれにより、関節がずれない様にしてくれている靭帯までが引っ張られクセづいてしまっているのです。
 ですから、手術で関節自体をせっかく動けるようにされたのですから、筋肉、靭帯でまた同じように引っ張ってしまわない様にリハビリする必要があるのです。
 
 ちまたでは、こうした股関節に対するアプローチとして、様々な体操をやったり、貧乏ゆすりをしたり、関節包を緩めるとか、深部の筋肉を緩めるとか様々な方法が有りますが、きちんと自分の股関節にとって必要な筋肉、緩めるべき筋肉のご理解はありますか?
 ご自分のやられている体操に左右差はきちんとありますか?
 皆さんそれぞれ股関節の状態が違うのに、同じ体操で大丈夫でしょうか?

 そうした理解のためには、自分の股関節が現在どういう状態なのかのインフォームドコンセンサスをきちんと説明できる治療方法をお選びになる事をお勧めいたします。

 そして、そこから初めて本当にいい股関節の状態を保存していくことが出来るのです。

 また、きちんとしたリハビリは手術なしで保存されたい方にも最高の保存方法となります。
 

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