ビッコ(跛行)はなぜ起こるか?

ビッコと言う言葉は差別用語なので、大変申し訳ないのですが、正式名称の跛行と表現しても多くの方には分からないので、あえてビッコとつかわせて頂いております、ご気分を悪くされないでいただきますよにご理解をお願いいたします。
さて、「ビッコはなぜ起きるのか?」
約70年前に礒谷公良先生がこの問題に取り組みそのメカニズムを発見いたしました。
当時先生の働かれていた整骨院の患者様方の、脳梗塞の後遺障害や、小児麻痺でビッコに悩む方々の歩行を改善するために様々な試行錯誤を繰り返しました。

当時はレントゲンを扱うことが出来たので、鉛板をしるしにして、脚の骨の長さを比較すると、骨の長さに左右に差が無いのに、ぎったんばったんとビッコをひくのはなぜだろう?と研究を進め、ついに股関節の角度差が原因であることを突き止めたのです。
それは、脚の骨が外に開くことにより約2.5センチ脚から骨盤にかけての長さが長くなり、脚の骨が内に引っ張られることにより、やはり約2.5センチ足が短くなる、と言う発見だったのです。
そして、その左右の股関節の角度差を矯正する方法、それを維持する方法を開発されたのです。
では、その左右差はなぜ生まれたのでしょう?

私なりにその理由をまとめてみました。
① 赤ちゃんや子供の頃についてしまったクセ
例えばお母さんのおむつの当て方のクセ、赤ちゃんの頃にいつもお母さんの右に寝ていたので常に左を向く癖がついた等の身体のクセがある場合。

② スポーツや生活習慣(脚を組む、床に座る時にトンビ座りをする、立っている時にいつも同じ脚に体重をかけている、仕事で重い物を持つ 等)による筋肉の偏りがある場合。
ほとんどの方がこうした習慣による癖を持っています。

③ 股関節自体の疾患
 臼蓋形成不全、先天脱臼、ペルテス氏病、変形性股関節症、大腿骨とう壊死症、リックレンハウンゼン氏病などによる影響。
 股関節自体の疾患のために股関節角度の左右差が大きくなってしまいます。
 (特に脱臼の場合は顕著ですが、左右差を解消する歩き方のコツがあります)
④ 麻痺が有る場合
小児麻痺、脳梗塞など脳の疾患の後遺障害など脳・神経に問題がある場合。

⑤ 痛みが有る場合
上記の理由とだぶる場合も多いのですが、痛みが有るとその痛みから逃れるために歩き自体が悪くなるケースが多く見られます。
足に靴擦れ、ウオノメ、たこ、外反拇指、内反小趾、巻き爪、けが、等が有り痛むので、それをかばい歩きに影響が出る場合。
変形性膝関節症等の膝に痛みが有る場合は、ほとんどの方がその痛い足に体重をかけれなくなりますし、病院でもそのように指導します。
足首に痛みが有る方、けがなどで足首が硬くなっている方も歩きに影響が出る場合。
股関節に痛みが有る方は特に痛みが激しいので体重をかけないようにされてしまう場合。
また、脚、足では無く腰や上半身に痛みが有るが、歩くと響いてしまうのでかばうような歩きになってしまう場合。

⑥ けがや事故で手術をされている場合
バイク事故などで脛を複雑骨折された方などで、整復した時の骨の付き方が真っ直ぐでない場合や、大腿骨整復により骨の長さ自体に差がある場合。
事故やけがで感じた痛みの記憶で、何となく癖が残ってしまっているような場合。

上記の様な様々な原因でビッコは起こります。
そして、ビッコをひくことにより、ますます筋肉の緊張や筋力の左右差が大きくなる悪循環に入ってしまいます。
そして、この左右差は骨盤の高低差や捻じれになり、背骨もその影響を当然受け全身が歪み、血流の悪さ、神経や臓器の圧迫を生み痛みや、病気の原因になっていくのです。
歩くと言う行為は人間にとって最も基本的な運動になります。
この歩行が正しく出来ると言う事は、本当に大事な事なのです。

当院では礒谷療法による股関節矯正とそこから起こる全身の歪みを取り除く調整と生活や体操の指導により根本から問題を解決し、さらに歩行のクセを取り除く歩行指導も合わせて行っております。

今年こそは、歩きを改善したい!

今年は問題を根本から治したい!

その様な希望と目標を持ち、ご一緒に問題を解決していきましょう!!

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