寝相は人さまざま。
やはり大の字になって寝ないと寝た気がしない、と言う方もいらっしゃいます。
起きて生活している時と同じように我々の身体の使い方と言うものは、意識しなければ、すべて筋肉の言う通りに動いていきますが、これは寝ている時も同様です。
やはりO脚の方なら脚を広げるのが自然になってしまっているはずです。
また、左右にも筋肉の偏った緊張が有れば、左脚だけ開く、右に横向きになり上になった左足が開いている、骨盤が前に突出する癖があれば左脚が右足の上になっている、などと言う事が起こります。
こうしたクセはごく若いうちから始まりますが、年齢とともにさらにその癖は増大してきます。
いつも使う筋肉とそうでない筋肉、この差が加齢による、筋力の低下とともに顕著になるのです。
又女性の場合出産後にうまく骨盤が元どうりに戻っていないと、やはりこうしたクセが大きく残ってしまう事も有ります。
紐縛りは、こうした寝相による股関節の左右差を、寝ている間に広がらない様にしてくれる画期的な方法なのです。
そして、この方法は、脚の筋肉の緊張を緩める事により血流が良くなると言ううれしい副産物までプレゼントしてくれます。
紐縛りをはじめてすぐ、子供の頃からの冷え症が改善した、と言う方もいらっしゃいます。
実際縛っただけで脚がぽかぽかしてくるのを実感していただけると思います。
本格的に寒くなってきた今がチャンスです。(脚が熱くなってしまうので、夏は逆に始めるのが少々しんどいのです)
中村天風先生も、寒いからとたくさん服を着こんだり、靴下たくさん履いたりしていると身体がますます熱を作れなくなる、と言うようなことをおっしゃっていましたが、基本的にはやはり自分の身体に熱を作ってもらう=血流を良くすると言う事が一番大事ではないでしょうか?
(ただ、昔と現代人はやはり筋量が違うし、環境も違うのでやりすぎない程度に暖かい服や工夫は必要だと思いますが・・)
是非、この時期に紐縛りにチャレンジしましょう!!