部分的アプローチの弊害…マッサージチェアー

 私も猫背なので、大手家電量販店に行くと、マッサージチェアーのお試しとかを良くやります。
 最近の機械は、すごいですよね、人間の手でもんでもらっているかのようなモミ心地。
 まさに至福のひと時です。
 しかし、待ってください!

 マッサージチェアーの揉んでくれるところって、身体の後ろ、背中側ばかりですよね?
 ここに、マッサージチェアーの落とし穴があるのです。
 最近はやりの、ふくらはぎモミと同じで、原因にアプローチしないで、結果ばかりを見ることの怖さは再三書いてきましたが、身体の裏面全部をやわらくしてしまうという意味では、マッサージチェアーが最たるものと言えるでしょう。
世の中には、圧倒的に猫背の人が多いのですが、猫背は身体が前に丸まっている状態ですから、身体の前に強い緊張が生まれているのです。
 そして、背中側は、身体が前に引っ張られたために、伸ばされてる、要は前に引っ張られるのに抵抗してくれている訳ですが、その抵抗を取り除いてしまったらどうなるか想像できませんか?
 そうです、より猫背が進んでしまうと言う事です。
 この様に、何事もバランスと、その原因と結果の見極めが大切なのに、最近とみに部分へ特化したアプローチが増え続けている現状に非常に危機感を感じます。 
 確かに、揉んでもらえばその時は、コリ・ハリ、痛みは軽減しますし、むくみなども取れるかもしれませんが、それはあくまでも一過的なものですし、それをやることによりさらに強いコリ・ハリ、痛みの原因になるという悪循環になっていきます。
 副交感神経と交感神経。
 インナーマッスル。
 体幹。
 肉食。
 菜食。
 ふくらはぎ。
 リンパ。
 どれも大切な身体の一部に決まっていますが、それだけを取り出した健康法には首をかしげてしまいます。
 
 ですから、マッサージチェアーをどうしてもやるのなら、その分身体の前側を伸ばすストレッチなどと組み合わせるメニューを作ればいいのですが、これは専門的な知識が無いと少々難しいですから、ご興味があればご質問ください。
 
 最近、猫背の患者様で、マッサージチェアーを毎日使われているという方がいらっしゃいましたので、その日から使用をやめていただきました。
 身体の前と後ろ、右左、上下、内外バランスの崩れることを、もしやられるのなら注意してお取組下さい。
 何事も中庸だと、当院では考えております。
 
 
 
 
 

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