股関節の可動域と筋量

 股関節の疾患以外で一番多い股関節痛のトラブルは、何と言っても股関節の広げ過ぎです。
 ヨガ、自彊術、真向法、相撲の四股、キックボクシング、空手、あらゆる運動の前に行うストレッツチ等、ダイレクトに股関節を開く動きの他にも、重たい物を持つことにより、股関節が開く動きが起こります。

 私もサッカーをやっていますから(現在休眠中ですが…涙)、身体から離れたところのボールを取るためや、フェイントをするためには、それなりに股関節が開かないと怪我をしそうなので、開脚のストレッチも以前はしていました。
 しかし、あまり股関節を開くと腰痛を起こすことを理解してからは、ほとんど開くことはしなくなりました。
 では、どうしてお相撲さんが、あれだけの巨体で180度も脚を広げた股割などしても大丈夫なのでしょうか?
 それは、可動域を支えるだけの筋量、筋肉をしっかりと鍛えているからにほかなりません。
 お相撲さんの稽古は、すり足で進むものが有りますよね。
 脚は開いてはいますが、重心を落として骨盤から腿を動かし、前進するためには内転筋が鍛えられるのです。
 また、鉄砲と言うトレーニングも有りますよね。
 これは右手で柱に張り手を打ち左脚の内ももで押すと言う様に、身体を対角で使いますので、やはり内転筋を鍛えることが出来るのです。
 つまり、股割で開いた股関節を支えるだけの内転筋の担保があると言える訳です。
 言い方を変えると、開いたところでも支えるだけの筋肉が有るからバランスが崩れることが無いのです。
 しかし、一般人の我々は、股関節を開くことは熱心に取り組んでも内転筋を鍛えることをそれに見合うだけ行わないので、股関節が開いたところで支えるだけの筋肉が無いために、バランスが崩れ、そのために骨格が歪んで身体を支えるようになるのです。
 ですから、事故無くこうした健康法に取組むためには、何よりもバランスを意識して行う事と、自分の身体のクセをしっかりと認識して行う事が、とても大事になります。
 自分の股関節にはどういう動きが足りないのか?
 どこの筋肉が強くて、どこが弱いのか?
 自分の骨格は、どういうクセを持っているのか?
 それらを修正するためには何が必要で、何が不必要か?
 いかがですか、こんなことを意識して運動や健康法に取り組んでいらっしゃいますか?
 大事なのは、自分の身体を整え、健康に過ごすためなのに、いつのまにかできないポーズをやるためにやっていたり、人に出来て自分に出来ないから取り組んでいたり、出来るとうれしいからやっていたりと言う様に目的がすり替わったりはしていませんか?
 本当に大事なものは何でしょうか?

 
 
 
  

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