本当のことだから・・・山元加津子  三五館刊

 患者様のお勧めで読んでみましたが、面白いです。 
 自閉症など、いわゆる障害者の教育にかかわってこられた山元先生の視点も自然で愛情にあふれていて、とても感動しました。
 「ペルーのナスカの地上絵の様な空から見ないのに構図が崩れていない絵はどうしてかけたのだろう?」
 「マチュピチュの石積は、剃刀の歯も入らないほどピタッと組まれているのはなぜなんだろう?」
 現代の学者が考えてもなかなか答えの出ない失われた知識の答えが紹介されています。
 また、本の中で紹介されてるのですが、アフリカのある病気は、その病気を起こす遺伝子を持っているとマラリアにかからないと言う事が有り、それはマラリアで村が全滅すると言う事態から防いでくれている自然のメカニズムではないか?と言う話が有りましたが、その人にとっては障害と思える事でも、社会にとっては必要な事なのではないのだろうかと言うような新しい見方を教えてくれました。
 人と違う所を障害と呼ぶとしたら、我々の全員が障害者ではないでしょうか? だって人と全く同じなんて人はいないわけだし、ここで言う『人』ってそもそも誰?ってことですよね。
 皆がそれぞれの個性を発揮し楽しく助け合い生きていける世の中を求めていきたいですよね。
 この本を読んだら西荻の『マジェルカ』に行ってしまいました。
 知的障害者の作業所で作った商品のセレクトショップで、素晴らしく豊かな世界が垣間見れるので、時々訪れるのです。
 本でたびたび紹介されている大ちゃんの詩です。
 星の光が見える
 星と僕は知らないもの同志やけど
 僕の心を動かす力を持ってるんやな
 
 葉っぱだって石ころだって そこにあるだけで 心を動かす力がある
 それがある”ということなんかな

 僕だってそこに”ある”
 ”ある”物はみんな 大切なんや

 秋の空気のつぶは隙間が大きく見える、と言う感性をもった大ちゃんたちに私たちが学ぶものは大きいと思いました。
 

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