対処療法と根本療法

対処療法で私が思い出すのが、以前診させて頂いたことが有るSちゃんです。 Sちゃんは小児麻痺で、尖足(尖足)が有りました。 尖足とはかかとが浮き上がってしまい、足の裏全体を地面につけない状態の病名です。 私が彼女に会ったのは、彼女が10歳頃の時です。 この時まで彼女が受けてきたのは、アキレス腱が硬いのだからアキレス腱を切ってしまうと言う手術で、しかも1回ではなく3回行っていたと思います。 私の療法では、アキレス腱が硬いのは股関節が内に捻じれこむ筋肉の緊張に引っ張られて脛の裏側の筋肉や腱も連動して引っ張られて硬くなっている状態なので、問題の根元の股関節にアプローチして脚全体の状態を元の状態にすると言う事を行います。 しかし、残念ながらSちゃんの場合は手術を繰り返すことによりアキレス腱がさらに縮んでしまったことと、成長期で身長が伸びているため筋肉が引っ張られてどんどん硬くなってっしまっている事、またお住まいが遠方であったためなかなか施術を受けに来れない等の事情により、大変申し訳ないのですがいい結果は出ませんでした。
 また、首が曲がっているから、ボルトとプレートで固定したと言う方もいらっしゃいました。 この方は首の痛みと頭痛を訴えられていらっしゃいましたが、事故などではなく身体の歪みで、曲がっているものを、真っ直ぐにしてしまうと、私の行う施術で骨盤を水平にして、背骨を垂直にすると逆に固定した部分にひずみと言うか歪みが出てしまうと言う事が起きました。 曲がってるから金属などで真っ直ぐにする、硬いから切る、それが本当に問題の解決になっているのでしょうか?
 事故や、重篤な症状でそうしないと人命にかかわるケース等では、当然必要なケースも有ると思いますが、上記のような場合ではどうだったのでしょう?
 結果論ですから、どういう方法がその方に一番いいと言う事はなかなか言えないでしょうが、最近よく言われるQOL クヲリティーオブライフ と言う観点で見れば、その処置後に痛みが続く、問題がほかの問題にすり替わっただけ、身体が動かしずらい、歩きにくい、などの問題が残ってしまうのはやはり避けたいですよね。
 当院の施術は、こうした身体に起こっている原因を、股関節、骨盤に求めて根本解決していきます。 なぜ根本なのか? 股関節・骨盤は身体で一番大きい骨であり、関節で我々の身体を支えるベースだからなのです。 なぜ、一番大きいのか? 生物はエサを求めて移動するためには歩かなくてはいけないし、上半身の重さを常に支えなくてはなりません。 身体はきちんと意味が有るようにデザインされているのだと思います。 身体は決して細かいパーツの集まりでは無く、全体で一つなのです。
 ですから、問題を局所で考えるのではなく、全体で考えないと根本的な解決にはならないのです。 例えば、右の歯が痛い、右目の視力が弱い、胃の調子が悪い、左の股関節が時々痛い、左の足に外反母趾が有る。 これらは全て左脚が長い事と言うただ一つの事実によって起こっている、根っこは全く一つの問題なのです。

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