股関節痛

 股関節に痛みを伴う代表的な疾患は、変形性股関節症が一番多いのではないでしょうか? しかしこの疾患については以前にも書いておりますので、今日は特に疾患名がつかないような痛みに関して書いてみたいと思います。 まず、痛みの発生から大別して急性のものと慢性のものとに分けられると思います。
 急性のものとは、捻挫などの様に運動や転倒により急激に関節を捻じり可動域と言う動ける範囲を超えて動いてしまう事により、筋肉や靭帯が伸ばされてしまい、軽度の断裂を起こすことにより、炎症を起こしてしまっているようなケースです。 痛みはどんな風ですかの問いには「ズキズキと痛み、脚を動かすたびに痛い」「立っているとどんどん痛みが増してきて、最後は立っていられない」「何かの拍子に神経的なキーンとした痛みが走る」などの様に個人差が有ります。
 それに対して慢性的な痛みは、急激に捻じれたりした訳では無いのですが、股関節の角度にクセが有り、常時ある一定の方向に大腿の骨(太もも)が引っ張られていることにより引き起こされる痛みなので、「常に股関節に違和感が有る」「股関節を曲げると何かが挟まった感じがする」「歩いたりすると腿の前面が疲れたような、だるいような感じがしてきて叩きたくなる」「何かの拍子にピリッとする」と言うような表現をされる方が多くいらっしゃいます。
 股関節は全動関節といい、3Dですべての方向に動くことが出来る関節なので、いつもどちらかの脚に体重を掛けていたり、脚を組む癖が有ったり、運動でアンバランスな身体の使い方をしていたりすると、知らず知らずにかたよった筋肉の強弱が出来てしまい、その筋肉に引っ張られた結果、色々な足のトラブルや痛みが出てくるのです。 ですから、例え股関節の手術をしてもその筋肉の偏りをそのままにしておけば早晩また元の状態に戻されてしまう事も危惧されるのです。
 痛みは身体からの大事なサインです。 特に股関節の痛みは、身体の中で一番大きい筋肉の集中している所なだけに、早く取り除かなければ他への影響が広がることが確実なのです。 身体は一つの塊ですから、どこかの不調は他の場所にも様々な影響が出ますが、2本足で立っている我々の身体の構造を考える時ダイナミックに歪む第一の原因は間違いなく股関節だと思います。 股関節の痛みはですから放っておかずにすぐ調整し、痛みが出た原因も理解して繰り返さないように注意しましょう。

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