前肩、その引き起こす問題

 前肩とは、背骨が猫背になることにより、肩関節が前方に突き出てくる状態を指します。 猫背は文字通り背中が猫の様に丸くなる身体全体の転位を指します。 これは、何回も説明してきましたが、股関節を外に開く筋肉の緊張が強い事により、骨盤が後傾することで起こります。 骨盤が後傾すると、骨盤に着いている背骨の一番下の腰椎5番と言う骨が、やはり後ろに寝てしまい、その上につながる背骨は、必然的に後ろに引っ張られてしまうのです。 そして人間は万有引力の元、2本足で生活しなければなりませんから、身体のどこかが後ろに行けば、バランスを取るために身体のどこかは前に出てこないと前後の重心が狂ってしまいます。 骨盤ー後 背骨ー後 肩ー前 頭ー前 の様なバランスが新しい身体の秩序になってしまうわけです。 そして、筋肉の強さには個人差や、部分の強さの差などが有るため、一見するとあまり猫背に見えない方もいらっしゃいます。
 背中の筋肉が強い方は、あまり背骨が丸まらずに、首の湾曲がきつく前弯して、顔だけが前に飛び出しているように見える方もいらっしゃいます。 しかし、背中の緊張は潜在的にかなり強いので、こういう方が、ご自身が仰向けに寝れないので、「うつ伏せに寝た方が身体に良い」等と言われたりするわけです。ここで、今日の本題の前肩ですが、前肩も身体の前面の筋肉の緊張で肩が前に引っ張られている状態なので、肩周りにトラブルが有る方なら、腕の骨の内で、鎖骨の下の当たりを触ってみると筋肉が硬くなっているのが分かるのではないでしょうか? 意外と前肩に起因するトラブルがおありになる方は、腕の外側の痛み、肩関節の中の痛み、肩甲骨の内側、などの痛みを言わることが多いのですが、原因になっている、この部分の痛みはあまり自覚されないようです。 しかし、この部分の筋肉は呼吸するときに胸腔を広げて空気がたくさん入るようにするためにも働く大切なものなのです。 ですから、肩こりがおありになる方などは、努めて深呼吸をし、息を大きく吐くことにより肩周りを緩める必要があるのです。 また、肩関節が前に出ると当然直結している首の筋肉も引っ張られますよね。 首の緊張は、頭への血流を阻害しますから、頭痛を始め、目のトラブル、耳のトラブルと色々の症状を引き起こしてしまいます。 礒谷療法では、ですから屈伸運動の時に紐で肩を後ろに引いた状態で行う事を推奨しています。 これは、前肩の方ほど、窮屈に感じられるので嫌なのですが、効果を知ると病み付きになります。 前肩を治すのも股関節から。    

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