身体の柔らかさ、連動性、一体化

 最近読んでいる本の中で、感心し感じたことを書いてみます。 まず、その本とは『桜井章一のぶれない生き方』桜井章一著 PHP文庫刊 です。
 私は、雀鬼こと桜井さんの事は、お名前ぐらいしか存じ上げなかったのですが、たまたま目にした漫画でその凄さに感動し、早速何冊かの著作物を読んでいると言う、にわかファンです。 このブログでも以前、肩・腕の使い方で、紹介したことが有ったのですが、今回はまさに私の仕事に直結、と言うかその物ズバリの事を、おっしゃられているのを発見しました。 少し長いのですが引用させていただきます。『人間と言う物は、柔らかく生まれて、硬くなって死にます。(略)世間の領域に合わせて生きていると、心も身体もどんどんかたくなっていきます。 そして、硬くなることで、感覚もどんどん薄れていってしまう。(略)麻雀を打つ時も同じです。 手首だけを使うような、関節だけを使うような動きは良くありません。 使う事で、身体を硬くしてしまいます。 動くときは、身体全部を一緒に持っていくのです。 腕だけとか、脚だけとか、バラバラに動かすのではなく、身体全部を持っていくような感覚です。』私も、太極拳の先生から、常に身体の全てのパーツを等速で動かすように、と注意を受けます。 魚は泳ぐときに、身体全部を使って泳ぎますよね。 人間にもアナトミートレインに見られるように、身体全部を繋げている筋膜と言う物が存在しています。 それは、まさに生き物として、何千、何万年生きてきた我々人間の身体にしっかりと機能としても残っているのです。 しかし、生活の中で身体を雑に使う習慣がせっかくのそうした機能を使えなくしてしまっているのです。 ですから、野口三千三先生(野口体操創設者)は、「歩きも走りも基本は泳ぎだ」 と言われていますし、初動負荷理論の小山裕史先生は「初動負荷理論の運動は、運動するほどに身体は柔らかくなる。 動物が準備運動するか?」と言われています。 
 身体の各パーツを連動させて、合理的に動かすためには、少なくても身体に歪みが有ればうまく行かないのは、想像に難くありません。ですから、まず問題にすべきは左右の差だと思います。 運動療法では、なかなか、左右差をどうしたら無くせるか?と言う視点があまり見受けられません。 
 桜井さんは、硬くなってる人は、なるべく自然を相手にした身体の使い方を教えるんだ、と言われています。 自然は、右も左もアトランダムに色々な身体の使い方を我々に要求してくるからだろうと私は思います。 私は、もう少し治療的な立場から、まず体の左右を揃え、重心で移動するあまり無駄に筋肉を使わないような動き方を、研究し推薦したいと考えております。

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身体の柔らかさ、連動性、一体化」への2件のフィードバック

  1. 鴨下先生

    中国の老子の言葉ですね。

    『人之生也柔弱、其死也堅強』
    ”人は柔らかく生まれて、硬くなって死んでいく』
    http://www.roushiweb.com/category3/entry84.html

    この詩の真髄は、柔らかいもの(フレキシブルな柔軟なもの)は硬いもの(凝り固まった身体?観念?)を凌駕する、、と解釈していますが、
    身体だけでなく態度や心の在り方にまで含蓄のある言葉ですね。

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  2. 老子だったんですね。 いつも勉強になります。 しかし、言うは易しですよね。 何物にもとらわれず柔軟に生きたいですね。坂本竜馬の「何をくよくよ川端柳、川の流れを見て暮らす。人生流転』なんて言うのが理想なのですが・・・。

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