高齢者の歩行 頭が揺れる

 ある本の中にあったのですが、『イギリスであるパレードを4階から見下ろしていると、第二次世界大戦の退役軍人の方たちは明らかに横揺れしていた。 この本ではそれは、身体の外側の筋肉・筋膜の調整力が減少してしまった為と、股関節の変性による痛みが原因であったであろう。 彼らは、行進するにつれて一方の足から他方の足へと体重の全てを移動せざるを得なかったのである。 その結果、頭を左右にふることになった。』 と言う記述を見たときに、アレッと違和感を覚えました。 体重移動って全体重の載せ替えじゃない? と思ったのです。 とくに私の勉強させていただいている呉式太極拳では、虚実をしっかり分けなさい、と言う教えが有るためと、やはり礒谷式力学療法の教えを実践しているので、歩くときもかなり意識的に体重を載せ替えていますから、この記述には納得できません。 確かに、脚の外側の緊張が強いのは分かります。
 それは、人間の動作、歩く、走る、またぐ、かがむなどの主要な動作のほとんどは股関節を開く動作なっているからです。 股関節を外に引っ張る筋肉は腿の外側にある筋肉群とお尻の筋肉群です。 整形外科的にみても、年齢で一番初めに弱ってくる筋肉はこのお尻周辺の筋肉だそうです。 
 やはり、一般的に言って長生きの方は、良く歩いていらっしゃると思います。(もしくは、歩いた筋肉貯筋がおありになるかです、 小説家の宇野千代さんなども一日10000歩をずいぶん長い事続けたと、ご自身のエッセイで読んだことが有ります。) 
 ですから、この記述を私の納得のいくように変えるとすると高齢の方は一般的に言って、股関節を開くための筋肉に緊張もしくは硬直が有り、大腿骨にうまく体重を乗せるための骨盤の動きが柔軟でないために上半身が動いてしまうか、もしくは、上半身の重さで体重移動を行わざるを得ないか、または痛みから逃れるための生理反射か意識的な運動により頭が横揺れしている。  となります。 ですから、歩いて頭が揺れるようになってきたら、股関節周辺の筋肉を柔軟にして、さらに適切な筋肉トレーニングを行うといいでしょう。 老化は脚から、とは昔から言われていることですし、真理であると思っております。 又股関節の痛みは、色々な病気の可能性、もしくは将来病気になる前触れかもしれません。当ホームページの、推薦の言葉の西式健康法で有名な甲田先生のページを是非お読みください、股関節の角度異常の問題点をよく説明していらっしゃいます。 歩きの問題は、健康の第一歩です。 ウォーキングをすればするほど、痛くなる、歩きがおかしい、またご家族の歩きが気になる方は、ぜひお尋ねください。

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