良薬口に苦し、悪薬口に甘し。 靴編

 身体に良いものと、身体が欲しがるものとの、ギャップを考察しています。 前回は寝具についてでしたが、今回は靴について、礒谷療法からの立場で考えてみましょう。 前にも靴については、イチロー選手もそのトレーニングを取り入れているという、初動負荷理論の小山先生のBiMoRoシューズをご紹介したことがありましたが、今回はもう少し掘り下げてみます。 (小山先生もエアー系の靴の弊害については、ご説明されておりましたが) まず、考えなくてはいけないのは、やはり個人差だと思います。 
 つまり、前荷重の人もいるし、後ろ荷重の人もいると言う事です。 靴の底の減り方にしろ、やはり一人一人違いますよね。 エアーの靴は、考え方として衝撃を吸収するというものだと思いますが、前荷重の人が履くと、前にたくさん負荷が掛かる訳ですから、前がへこみ、ハイヒール状態になってしまうのです。 大体の西洋体育は、瞬発力を求められますから、前荷重が身体に染みついています。 これは、脛の裏側の筋肉群常が緊張している状態で、股関節では内旋といい、内に捻じれてる状態をよびこんでしまっているのです。 (以前、サッカーの本場イギリスのルーニー選手が来日した際、インタビューの間中アキレス腱をストレッチしていたのが印象に残っています。 サッカーもまさに股関節の内旋を作りやすいスポーツの代表です。)
 さらに、人間の生活の動作は、とくに股関節に疾患が無ければ、大体が股関節を開く方に使っています。 ですから、重心が靴の外側に掛かりやすくなるのですが、靴の中敷きには、土踏まずにポッコリとした、アーチを作ってあるものが多いのです。
 これは、外荷重を助長してしまうということですね。 良薬口に甘いとは、まさにこのことです。 股関節の外に開く癖が強いので、土踏まずのアーチによって、さらに外荷重を作ってもらい、前荷重の緊張をエアーで受け止めてもらいさらに、前荷重になって「この靴は、なんて自分にぴったりで履きやすいんだろう。」となってしまうのです。
 ですから、BiMoRoシューズとまではいかなくても、なるべく底も中敷きもフラットなもので、底もあまり弾力がなく、厚すぎないもの、さらに底にあまりアーチがあるものも感心しません。(靴に歩かされてしまい、歩きが崩れる気がいたします) ですから、靴はきちんと、試着して以上の点にも気を付けて選ばれると股関節のためであり、それが健康のためでもあるのです。
  

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